コマ扱いしないこと
私が感じるに、こういった不公平感が露わになる会社の共通点として、従業員を適正に評価しない傾向にあります。自分の中では評価はしているけど、目に見える形で何かに反映されていない傾向にもあります。
また、従業員を道具としてしか見てない側面があります。欠員が出れば補填をし、とりあえず人数合わせをしておく。従業員は労働者。皆同じ働きをして同じ給与を出しておけばそれで良いという考え方です。しかし、これからは「従業員=道具=コマ=代替え可能」と思っている会社は生き残れないと考えます。
労働者であれ「1人の人間」です。感情を持っています。従業員1人ひとりに耳を傾け、個性を引き出し能力を開花させる必要性が出てきます。それは外国人技能実習生もしかりです。人の感情を巧みに扱う専門的スキルが必要になってきます。
「従業員の話しをちゃんと聞いてあげる。」これだけでもかなり状況は変わると思います。本当は聞いた意見を咀嚼し行動に移すべきですが…。
いくら人材不足と言えど採用には注意を
ですので、むやみやたらに人を採用することは、「会社を破滅へと向かわせてしまう行動である」ということも視野に入れるべきです。
少し話しは逸れますが、居酒屋チェーンは大きな転換期に入っているようです。競争が激しく新規出店を加速したために人材不足が露呈。従業員の質が低下し、客離れを引き起こしていることが原因の1つのようです。わざわざお金を払って嫌な思いをする消費者なんていませんからね。
私も実際、あまり居酒屋には行かなくなりました。これはサービス業全体においてもそうでしょう。
スーパーのレジは無人レジ。居酒屋のメニューオーダーはタッチパネルからで私は良いです。まともに人とコミュケーションがとれない従業員を目の当たりにすると、ほんとイライラさせられますから。
知らないうちにあなたの会社もそうなっていた…とならないよう、対策をしていきましょう。