スーパー玉出が
苦境に立たされている。
そんな記事を見た。
(※「スーパー玉出」とは
大阪府内で展開している
激安系スーパー)
昨今の物価高・仕入高により、
販売価格に転嫁せざるを得ない、、
そんな状況が原因のようだ。
消費者は価格に敏感。
少しでも価格を上げれば
客離れを引き起こす。
スーパー玉出の社長は
そう嘆いていた。
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こんにちは 藤むらです。
販売価格を上げたら
客離れが止まらない。
それも無理はないと思う。
なぜなら玉出は、
価格でモノを選ぶような客を
相手にしていたから。
1円でも高く
価格を設定すれば、
客は1円でも安い店を探しに
逃げていく。
これが安売り業態の宿命。
- コストが上がれば利益が薄くなり、
- 価格を上げれば客が離れる。
すなわち、
安売り企業は経営を圧迫する。
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で、
スーパー玉出は
安売り競争から脱却することを決意。
価格を上げても
買ってくれるお客を
ターゲットにしていくという。
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私も大阪に住んでいたときは
スーパー玉出には
大変お世話になった。
うどん1玉10円とか
当たり前だったからね。
記憶が正しければ
1玉1円とか5円とかも
あったような気がする。
ホント、庶民の味方だった。
だから安売りしていることを
批判するつもりもないし、
むしろ有り難かった。
まさに庶民の味方だ。
そんな、安売りスーパーが
少しでも価格を上げると、
とても大きな値上げをしたと
消費者が錯覚してしまうことも
少なくない。
安売り路線で突っ走っていた
スーパー玉出は、
今後、どのようにして
路線変更していくのだろうか?
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実は、スーパー玉出は、
以前にも客離れが起き、
売上が激減したときが
あったそうだ。
そんな時に助けられたのが
地元、西成の人たちだったと言う。
『西成の人たちは温かい。』
『スーパー玉出で
ずっと買い物をしてくれた。』
そう社長は記事の中で
発言されていた。
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この記事を読んで改めて、
商売は「人対人」であることを
私も感じさせられた。
「スーパー玉出にはお世話になった。
だから値上げしても私たちは買うよ。」
そんな熱い気持ちを持ったお客さんが
西成には多いのだと思う。
結局、人は感情でモノを買う。
モノをモノとして
売ってはいけない典型じゃないだろうか。
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安売り合戦は
大企業でない限り、
早晩、経営が苦しくなる。
目的があって、
意図的に安売りするなら
別だろうけど、
スモールビジネスは
安売りを主軸にしてはいけない。
絶対に。
僕も経験したことがあるが、
確実にキャッシュが
減っていく。
だから価格の安さで
勝負してはいけない。
その代わり・・・
血の通った、
人に温かみをもたらし、
また、もたらせるよう、
価格に見合う価値を
しっかり提供することに尽きる。
これがスモールビジネスが
とるべき戦略であり、
「商売の基本でもある」と
痛感させられた記事だった。
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価格を売りにするな。
価値を売りにしろ。
モノは売るな。
感情を売れ。
あなたは何を売りますか?
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P.S.
もし、あなたが
商売をしていて、
もしくは
これからしようと考えていて、
安売り競争から脱却し、
利益を膨らませたいのなら、
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P.P.S.
ちなみにこの著者、
私の親戚ではありません笑。