「人材を扱う=〇〇を扱う」
とは言え、モノやお金で釣ることも重要です。何より人材を確保することが重要ですし、他者との競争力が失われますので。しかしやり方を間違えてしまうと「市場規範」が適用されてしまいます。
たとえば会社で「社員旅行にいこう!」となったとき、「旅行に行くくらいの金があるなら、旅行代金分を現金でよこせ!」という声が社内に出るのであれば、もうその社員は市場規範が適用されてい証拠です。
重要なのはモノやお金の渡し方、伝え方、順序が大切だということです。
冒頭で私が「運転免許の取得サポートをする必要性がある時代がやってくる」と言ったのはモノやお金で釣って人材を確保すべきと言いたかった訳ではありません。気持ちなのです。
経済的な理由で進学できず就職しなければいけない。就職するには自動車免許の必要性が求められる。しかしながら、自動車教習所へ行くお金すら工面するのが難しい。
そういった家庭環境や背景があるからこそ、何とかしてサポートしてあげることはできないか…。そんな気持ちから生まれて発言したものです(高校を卒業した私がまさにそのような状態でした)ね。
もちろん人材を確保するためのエサになってしまうのは事実ですが、お金だけを渡して「クルマの免許取ってこい!」と言うのとは意味付けが変わってきますよね。
人材を確保することも育成することも気持ちが大切。想いが大切。そしてそれを伝えることも大切。まさに「社員を扱う=感情を扱う」ようなものです。何でも気持ちが大切だと言うことですね。
「どのような発言をすれば相手はどう感じてくれるのか?」これから人材を確保し育成する側にとって大切な課題になるでしょう。
では、これから新入社員を連れてランチしてきます!