金の切れ目が縁の切れ目
入社祝金で釣ろうとする会社、まだ見受けられますね。どんな意図があってやっているのか、、もちろん「人材を確保したい!」という気持ちがあるのでしょうけれど、そのアプローチを間違えると「人材の質」に悩まされる結果になります。
「予想通りに不合理」という書籍によると、人間同士が繋がるとき、市場規範と社会規範のどちらかが適用されると言われています。端的に言えば「お金で繋がるか」もしくは「心で繋がるか」です。
例えばあなたが人をモノやお金で釣ろうとすれば「市場規範」が働きます。相手もモノやお金があるからこそ、あなたの言うことを聞くわけです。逆に、あなたと相手が気持ちで繋がっていれば「社会規範」が働き、お互いの関係はプライスレスになります。
「市場規範」を用いるのか「社会規範」を用いるのか。賃金・待遇を含めた労働条件が先行されると市場規範になる確率が高くなります。
また、待遇をチラつかせてヘッドハンティングをすれば優秀な人材を獲得できると思っている人がいますが、それは大きな間違いで「市場規範」の人材が寄ってくる確率が高くなります。(現に優秀な人材だと中途採用をして、会社のためではなく、自分の名誉や収入だけで動いている人を何人も見てきました。)(次ページ)