ご覧のように、ここに「私と、”すしざんまい”でお馴染みの木村社長の”人形”」と一緒に「すしざんまい!」をしている写真を貼りました。
なぜこんな写真を貼り付けたのか?理由は2つ。1つ目はあなたの注意を引きたかったから。2つ目は、この写真が「優秀な人材を採用し育成する」重要なヒントが隠されているからです。
行く予定をしていなかったのに行ってしまった理由
本当はすしざんまい、行く予定はありませんでした。その日は「だるま」の串カツを食べてもう帰ろうと思っていたんです。しかし気づいたらお寿司をたいらげていた…。串カツでお腹パンパンだったのにもかかわらず…です。
結果、お腹が「すしざんまい!」になってしまったわけですが、なぜそうなってしまったのでしょうか?
理由は簡単です。それは「ワクワク」が止まらなかったからです。「アンタの体、なんか左右上下に揺れてるでぇ」と言われるくらいです(笑)。
まず、すしざんまいは関東圏だけのお寿司チェーンだと思っていました。「すしざんまい!」というキャッチフレーズはテレビではお馴染みだったのですが、まさか関西に進出しているとは思っていませんでした。
たまたま通りかかったところで看板が目に入り、お店に近づいたら、まるで”カーネルおじさん”や”食い倒れ人形”のように、”すしざんまいの社長の人形”が立っていたわけです。
人形と一緒に、思わず「すしざんまい!」をやりたくなり写真をパシャり。メニューを見たら美味しそう!店内を見たらカウンターがあり本格的な感じ。
そんなことを感じながら、気づいたら店内に入って”旨い寿司”を食べていた…。もうお腹がパンパンだろうと、お財布にお金が入ってなかろうと関係なかったわけです。
そこには人間の五感を刺激するワクワクの仕掛けがたくさん詰まっていたわけですね。
求人採用活動においても同じ
これは人材採用や人材育成に当てはめることができるのではないでしょうか。いかにワクワクさせることができるか?
もし「労働の対価が賃金である」という根本的な考えから脱しなければ、これから人材を確保していくことは難しくなると考えます。
特に有能な人材を確保しようと思ったら尚更でしょう。なぜなら有能な人材はお金目当てで仕事をするより、「能力をどんどん発揮していきたい」とか、「やりがい」などと言った感情的な面を満たしたいと思っている人が多いからです。
つまり、仕事に「ワクワク」を与えられるか、「ワクワクしそうな仕事だ」と魅せられるかどうかで人材の層やモチベーションが変わってくるのです。
なので、「そこそこの賃金を与えれば良い」とか「完全週休2日制にすればいい」という物質的な側面だけを全面に出して人材を確保することは、生産性の低い人材を招く可能性があり、結果、あなたの会社の経営を圧迫する可能性があります。
ネガティブ人材かポジティブ人材か
人は、行動を起こす時「ネガティブ行動」をするのか、「ポジティブ行動」をするかに大きく分かれます。
ネガティブ行動とは「やりたくないけど仕方なく…」という行動。やりたくないけど、これをやらないと何かしらの悪影響を及ぼすものです。ポジティブ行動とは「自ら身を乗り出してやりたい」という行動です。
これを仕事に当てはめると、ネガティブな人は「仕方なく働いている」というモチベーションの人。「生活のために働いている」だったり、「プータローをしたくないがために働いている」と言った人ですね。
一方でポジティブ行動の人は「今日もどんな展開が待ち受けているのだろう」とか「仕事を楽しむぞ!」とノリノリで働く人材。
さて、どちらが生産性が高いでしょうか?言わずもがな。もちろん後者ですよね。
もし、あなたの会社に前者の人ばかりが集まっているようなら、「なぜ、そういうような人を寄せ付けてしまうのか?」「どうすれば避けることができるか?」を考えなければなりません。
求人はあなたの会社の〇〇を伝える場
ネガティブな人は「なるべく楽できる仕事がいい」「なるべく休みが多い方がいい」「家から近くて、できれば給料も高く」と言った視点で仕事に対して後ろ向きな傾向にあります。
一方でポジティブな人は「能力を活かせる仕事がしたい」「賃金以上にやりがいを持ちたい」といったプラスに考える人が多いと思います。
それらを考えれば、有能な人材を確保するために、求人採用活動に対してどうアピールしていくべきかがわかりますよね?
私が常々感じていることなのですが、求人っていうのは条件を提示するだけの場ではなく、あなたの会社の価値観を伝える場だと思っています。
もし、あなたの会社で「すしざんまい」のようにワクワクを与えることができたらどんな人材がやってくるのでしょうか?
「労働」といった概念を飛び越え、あなたの会社での「仕事とは何たるか?」を追求し、発信していきましょう。