一時期よく通っていたステーキランチのお店に、久しぶりに行こうと思ったら閉店していてショックだった藤村です。
繁華街を歩いていると「えっ!?ここも閉店してる!!」そんなお店が散見されました。
コロナの影響はかなり深刻ですね。でもピンチはチャンスとも言います。今はいろいろ知恵を絞り出す時期なんじゃないか、、そんな気持ちです。
若者は悪なのか?
先日、付き合い上、どうしても断れない事情で大阪の夜の街へ出向きました。
そこには若者の姿ばかりが目立ち、40代、50代、それ以上の年齢層の姿はあまり見かけませんでした。
そして、「あぁ、これならコロナに感染しても仕方ないな」と思わせるくらい、若者が酒を飲みハシャいでいたんですね。
新型コロナはもう第2波に突入しているんじゃないかと言われている中、この第2波に関して、感染者の多くが20代の若者であることから、若者の行動に対しての意識の低さがメディアなどで指摘されています。
「若いやつらは自己中心、周りに迷惑をかけることなぞ考えずバカなんじゃないか?」「だから感染が広がるんだ!」
そう憤る人も少なくありませんよね。
実際、私もそう感じていた一人。
私の友人も「娘が毎週末になったら友達の飲みに行ってる。いくら叱っても聞かないんだ」そう言っていました。
Instagramを見ていても、密な状態でカラオケパーティしているストーリーがあがっていたり、マスクもせずにクラブで踊っている風景が見受けられます。
しかし、夜の街の風景を観察していた時に、ふと思ったんですね。
「もし、この若者たちが自粛して家にずっといるとしたら、、、飲食店街はエラいことになっているじゃないか…」と。
もし私が飲食店のオーナーなら「若者たちよ、こんな時期にお金を落として行ってくれて、ホンマありがとう!」と言ってるんじゃないか?と。
若者たちは、コロナの感染を広げ、人の命を危険に晒しているかもしれません。
でも一方で、経済を回し、売上が激減しているジリ貧の人たちの命を救っているかもしれないのです。
視点の違いが結果の違いを生む
長所を見ずに短所ばかりが目についてしまう。
これは人間の遺伝子に組み込まれた習性なので、仕方ありません。
人はネガティブ思考になると視野が狭まります。そしてネガティブなことばかりが目につくようになります。
ですが、視野や思考が狭まると、柔軟な考えを生み出すことができません。
これは人材育成する場面にも同じことが言えます。
相手のネガティブな側面ばかりを見ていないでしょうか?
もし、そうだとしたら注意が必要です。なぜなら、ネガティブな側面ばかりを気にしていたら、お互い成長できないからです。
多くの人は、ネガティブな面、つまり短所ばかりを直そうとします。
先日も、ある従業員が新入社員に対して「オマエのそういうところがダメだ!直せ!」と厳しく当たっていました。
もちろん、致命的な短所は補う必要があります。ですが、短所は直すことが難しいから短所なのです。苦手なのです。
短所を直すのは時間がかかりますし、当の本人も苦痛でしかありません。
あなたも苦手なことが1つや2つあるはずです。それを苦手じゃなくなるまでやれ!と言われたら、苦痛でしかありませんよね?
そして、もし短所を補ったとしても、マイナスがゼロになっただけ。ただの普通の人になるだけなのです。
それよりも、長所を伸ばしてあげるほうが良くありませんかね?
プラスのものをさらにプラスにするわけですからね。ひょっとしたら化学反応を起こして足し算が掛け算になるかもしれません。
人を育てる人とダメにする人のたった1つの違い
私が現場を見てきた中で、やはり言えることは、
- 人を育てるのが上手な人の共通点は、その人の長所を中心に見て、
- 人をダメにしていていく人の共通点は、その人の短所ばかりを見る。
ということです。
アイツのココがダメだ。あそこがダメだ。
そのようなことばかり言っている人で、人を上手に育てている人を、私は見たことがありません。
人のネガティブな面を指摘することは、自分が気に入らないと言っていることでもあり、無理やり相手を強制的に直したところで、自分の自己満足でしかありません。
そして相手は苦痛になり、萎縮し伸びる芽も伸びなくなります。
それよりも、相手の長所を見出し、引き伸ばしてあげたほうが、相手にとっても会社にとっても良いことです。
事実、私が見ている現場では、長所を伸ばす育成方針の方が若者の成長度合いも早いです。
もし、あなたの会社で「若手人材が伸び悩んでいる」と感じておられるなら、育成側がネガティブな視点になっていないか観察してみてください。
そして、短所ではなく長所を見つけ、それを伸ばしてあげることができないかを考えてみてください。
そうすれば、若者の成長度合いがみるみる変わっていくでしょう。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!