いつでも手に入るものは価値がない
このページでは、求人・採用活動に大いに活用できる、ちょっとズルい「人間の心理的」なお話しをします。
日本はインフラが安定していますよね。コンセントにプラグを突っ込めば電気が使えますし、蛇口をひねれば水が出ます。しかし、砂漠のど真ん中にいた場合はどうでしょうか?電気も水もありません。まぁ、電気は使えなくても水は絶対必要です。死活問題になりますから。
少し想像してみてください。気温は50℃でとにかく暑い。太陽がチリチリと照り付け、体が燃えるような感じ。額、脇、体のそこら中から噴き出す汗が止まらず、もう口の中はカラカラ。水分の「す」の字も無い状態。なんか頭がクラクラするなぁと思ったら、ついに脱水症状が始まりました。
周りを見渡しても水なんてない。変にそこらへんの雨露を口にすればお腹を下し、さらに脱水症状が出る。
そんな中、アラブのオッチャンが来て「500mlの天然水アルヨ~。1000円でウルヨ~。限定1本ネ~」と言われたらどうでしょうか?いくら高くても買ってしまわないでしょうか?
これは水だけに限った話しではありませんが、「いつでも手に入るものと、今しか手に入らないもの」欲しい人にとって、その価値の差はいかほどになるでしょう?
「先着〇名様!」でお店に行列ができるのも「今しか手に入らない」という心理が働いているからです。人間って、なかなか手に入らないものを余計に欲しがる性質があります。(次ページが本題)