あなたは本当に希望している、理想の人材を求人していますか?
変化し出した
私が現在の会社の採用担当になってから、採用してきた従業員の性質が今までと明らかに変化しました。
それまでは身だしなみや生活習慣にだらしない人間ばかり(中には逮捕者が出る人まで!)応募、採用してきたらしいのですが、私が担当してから180度違う人間が応募してくるようになったのです。
どちらかと言うとマジメで内気な若者ばかり(全員ではないですが)応募してくるようになったのです。
「おいおい!大丈夫か?口数も少ないし、あんなんで仕事できるんか??」
と最初は周りからかわれたものですが、今では「遅刻もせんと直向きにコツコツよぅ頑張っとる!」と先輩方から高評価を受けているのです。
これこそが経営者の求めていた人材だったのです。
なぜそのような事が起きたのか!?
その真相は…と言いますと、「そういう人材を獲得できるように仕向けたから」他なりません。
ようはメッセージの発信力が大切なのです。
例えば「茶髪にピアスはNGという方針にしたいのに、そんな人ばかり応募してくるのはなぜか?」
それは、そういう人々が寄ってくるようなメッセージを発信しているからです。
逆に言えば、そういう人が応募して来ないようにメッセージを発信していないからです。
これは言葉によるメッセージだけではなく、無言のメッセージも含みます。
無言のメッセージとは会社の印象や、採用を担当する人の印象などのことです。
特に建設会社は「工事会社=野蛮なイメージ」がどうしてもつきまとっています。
生真面目な人材を採用したいのなら、そのイメージを根元から覆すメッセージが必要です。
人は自分を映す鏡
もし新卒者を扱いたいのならば、人事担当者が学校へ出向き、「こういう生徒を希望します」と言うのと同時に、
「この人、この会社なら、あの生徒を預けても大丈夫そうだな!」というイメージを就職担当の先生に持ってもらう必要があるのです。
そういった地道なメッセージを発信し続ける必要があるのです。
「人は自分を映す鏡だ」という言葉を聞かれたことがあると思います。
まさに、「応募してくる人々は、自分や会社を写す鏡だ!」となり得るのです。
地方の小さな会社は「人材の受け皿扱い」されやすいです。
あらゆる企業からふるいにかけられた人材を受け止める…。
そんな採用方法も1つの戦略ですが、
「行きたい会社も雇ってくれないし、この会社でいいや~」と思われないよう、
あなたが求める人材へのメッセージを発信する力を養わなければなりません。