初夏から年末にかけて人材採用活動が活発になります。
せっかく面接に来た求職者を逃さないよう、
そこで、求職者と面談することになったことを前提として、
少しばかりポイントを押さえてみましょう。
その前に「質問」です。
あなたが何かの用事で銀行へ入ったとします。
そして窓口へ向かった時に、
とてつもなく目つきの悪い視線が自分を突き刺します。
受付をよく見ると、、、
眉と頭はツルツルに剃られ、照明の光が頭を反射して眩しく感じます。
体つきは岩のように大きく、ダブルスーツを身にまとったオジサンが股を広げて座っていました。
そしてドスのきいた低い声で
「何か用か?」と言われたら……どうしますか??
もう1つ「質問」です。
今度は違う銀行の窓口へ向かった時に、受付にいた女性が妖艶な瞳で自分を見つめてきました。
まるで私を誘惑してるようにさえ思うほどです。
そしてとてもセクシーな声で
「いっらしゃいませぇ」と言われます。
そして脳ミソがプルプルと刺激されるとても良い香りをなびかせています。
胸元がパックリ開いたシャツにスカートは膝上。
1サイズ小さめの制服にボディランがクッキリしています。
まるで「壇蜜かな?」「橋本マナミかな?」と思わせるほどです。
もしそんな女性が対応してくれたらどうでしょうか?
またこんな経験ありませんでしょうか?
銀行や証券会社から「とてもタイプの女性」がやってきて
「担当になりましたぁ」
とニコッと名刺を渡されました。
そしてこまめな連絡と、あまりにもの人懐っこさに
「もしや彼女と何かあるのでは…?」と、
多額の投資信託を購入してしまった世の男性は…
1人だけではないはずです。
そして投資した証券が大きく損を出したとしましょう。
「ハゲちらかしたオッサンならキツく怒鳴り散らしてやるのに、あんな可愛らしい女の子にキツく当たってもなぁ…」
と諦めてしまったのも…
我が社のオーナーだけではないはずです。
これはまさに相手の策略です。
心を開かせ油断させているわけです。
何か話しは逸れてしまいましたが、人材採用にもそういった策略が必要になります。(女性を使って口説き落とせ!ということではありませんよ!)
先ほどの例は極端ですが、お店であったり、会社のイメージというのは、
まず1番目に接触する「従業員の第一印象」が、その「会社の第一印象」となります。
それは皆さんもご存知かと思います。
そしてこれが人材採用となると、求職者が1番に接触する相手は誰でしょうか?
採用を担当するあなたですよね。
あなたのイメージが悪ければ、イコール「会社のイメージが悪い」という印象を持たれます。
求職者からすれば、採用する担当者が「会社の顔」であり、「会社そのもの」と感じるわけです。
しかしそれを把握していない会社が多々見受けられます。
人材を採用するという仕事は「総務の仕事の一部分」ではありませんし「何かのついで」でもありません。
必ず人対人のコミュニケーションをするわけですからセールスマンのセンスが必要です。
身だしなみは清潔に、人あたりは良く、笑顔を見せ、声も通るような声で話さないといけません。
たとえば企業説明会へ行くと、服装がだらしなかったり、ムスッとしていたり、声が小さかったりする会社が存在します。
そしてコワモテの人が担当していたり、横柄な態度で求職者と接する人も見受けれらます。
それでは求職者が不安がるのも無理ありません。
本能的に「ここはやめておこう」となるのです。
視覚、聴覚、嗅覚、そして肌で、空気や雰囲気で感じとる感覚。
これらのあらゆる感覚に気を配ることは本当に大切です。
それらを全てを駆使し、相手の心のドアを開けてください。
お互い心のドアを開き、ある程度リラックスさせ、
「いい感じの会社だなぁ」と思ってもらうこと。
気を配らせることは神経を使いますが、そうすれば、いろんなコミュニケーションがとれ、面接も良い感じになります。
「神は細部に宿る」
細かな部分の配慮もお忘れなく!