今回の記事は、ありきたりの人材採用法ですが、
漠然とやっておらる方も多いので再度この方法について考えていただければと思います。
突然ですが…。
慢性的な人手不足は続くと思いますか?
私はそう思います。
人材は確保できたとしても、、、
その人材が生産性の高い人材となる得るかどうかは…
別問題ですよね。
売り手市場である現在、そして今後、
「求人市場からは優秀な人材を獲得できなくなるだろう」
と言われています。
あるセミナーへ参加した時にもそれを訴えており、現にアメリカでもそういった現象が起きているようです。
日本もいずれそうなるのも時間の問題でしょう。
特に日本は超高齢化社会です。
そして教育方針。
それらを鑑み、過去の価値観や労働生産性に比べたら、人材の質の低下は免れないだろうということでしょう。
今後の労働力不足は何で補いますか?
女性の社会進出でしょうか?
定年を過ぎても働いてもらいますか?
外国人を移民させ労働力を増強させますか?
しかしこれらは簡単に採用できる問題ではありません。
ではどうするか?
それは
労働者のパフォーマンスを上げるか、
優秀な人材をかっさらうかしかありません。
そして手っ取り早い方法が後者ということになります。
話しはもどりますが、
「求人市場からは優秀な人材を集めることが難しい」
それは現に、優秀な人材は、
その会社が「引き留めている」か、他の会社が優秀な人材を「引き抜いている」からです。
ですから求人市場には
「ふるいにかけられた人材しか残っていない」
という解釈です。
これは少し極論かとは思いますが、あながちウソでもないでしょう。
当社の優秀な社員も、水面下で他社からガンガンお誘いを受けています。
会社で例えるならM&Aです。
そんな優秀な社員がハローワークで仕事を探したり、求人広告を見るでしょうか?
私自身が優秀な人材かどうかは定かではありませんが、現在のオーナーにアプローチされて現在に至ります。
また新卒採用にしてもしかり。
新卒採用は獲得・教育コストがかかります。
新卒者がちょうど社会に慣れ、ビジネスマンと成長してきた美味しい所をかっさらっていく会社もあります。
よく考えてみてください。
ハローワークや求人サイト、求人雑誌を見て仕事を求めている人は、
・現在なぜ現在失業しているのか?
・現在なぜ転職を考えようとしているのか?
何かしらの理由はあるでしょうが、
今後の求人市場は
「優秀な人材は確保しにくくなる」
ということです。
ですが依然としてハローワークや求人広告に頼りきりの企業が多いです。
「求人を出すな」と言っているわけではありません。
新たに採用し、手塩にかけて育てる方法もあります。
しかし求人から応募してきた人たちは、採用して、
はじめてその人の「伸びしろ」や「働きぶり」がわかる
というのが現実です。
それならば、仕事やプライベートを通じて仕事ぶりや考え方を良く知っている人たちをハンティングするということに、もっともっと注力してはどうでしょうか?
これは昔からある人材獲得法ですが、再度このやり方を見直してみてはいかがでしょうか?
相手がグラグラと気持ちが揺れ動くくらい、
「隣の芝は青く見える」
と思わせる作戦が必要です。
人材を「募集」するのではなく、
「来てくれ!」とお願いするのでもなく、
「エサを撒いて釣り上げる」
ということが1つのポイントです。
この意味は話すと長くなりますのでまた別の機会にします。
そして最後に重要なことがもう1つ。
現在、経営者であるアナタと、優秀な社員とを繋げているものは何でしょうか?
・絆(きずな)ですか?
・給与ですか?
・仕事のやりがいですか?
・お互いの信頼関係ですか?
人材を追い求める前に
他者から引き抜かれないよう
「防御もしないければいけない」
ということを忘れないでください。
「いやぁ~、うちは大丈夫!」
本当にそうお思いでしょうか?
思い込みは危険です。
あなたの知らないところで着々と引っ越しの準備をしているかもしれません。