- 社員の声を動画にアップしても成果が出ないのは何故?
- 社員の声を効果的にするために明確にしておくべきこと
- 社員インタビューの質問・回答は何にすべき?
- 効果の高い社員インタビューとは?
- 社員インタビューによる思わぬ効果とは
もし、あなたがこれから動画求人に力を入れていこう!と思っていて、しかも社員インタビューを制作したいと思うのなら、注意が必要かもしれません。
というのも、社員の声の動画を作ってみたけど、
- イマイチ反応が良くない、、とか、
- 再生回数がぜんぜん増えないとか、、
- 応募につながらないとか、、
- コレやって意味があるんだろうか?
と疑問に感じている方も少なからず存在するからです。
実は、このような疑問をお持ちの方には一定の共通点があります。
なので、もし「反応が取れる社員インタビューの動画制作に挑戦したい!」と思うのでしたら、
今回は「反応をあげるための動画求人〜社員インタビュー戦略〜」について、お話ししたいと思います。
社員の声の動画をアップして効果が出ない原因
求人動画を取り入れている会社の多くは積極的に「社員インタビューの動画」を制作されていると思います。
でもイマイチ反応が取れない。なんてこともザラにありますし、これから動画を活用していきたい方にとっても、同じ悩みが出てくるかもしれません。
これには理由があって、結論から言ってしまうと「やみくもに動画を制作している」ということが1つの原因なんですね。
つまり目的を持って動画を作っていない、ということんです。
そんなことを言うと、「何を言ってるんだ。応募につなげるためにやってるんだ!」と反論される方もおられるでしょう。
「応募につなげる!」確かにそうなんですが、「その動画の役割は何なのか?」というところを細かく明確にしないままに動画を制作すると、反応が悪いものになってしまう、ということです。
社員の声を効果的にするために明確にしておくべきこと
では、どうすれば反応が良いものになっていくか?ということなんですが、
そのパーツ、パーツの動画が「どんな役割」で「どんな目的を達成させるのか?」それを明確にして制作していかないと、相手に響きません。
細かくと言うと、動画のパーツ、パーツには役割というものがあります。
たとえば、その動画は
- 興味を持たせるものなのか?
- 応募したいと思わせる魅力を発信するものなのか?
- 求職者の不安を払拭させるものなのか?
- 条件確認をするためのものなのか?etc
目的があるはずなんですね。通販番組なんかはとても良い例です。
ですから、動画求人の主力コンテンツとなる「社員インタビューの動画」を制作する場合、
- なぜ求職者は社員インタビューを観たがるのか?
- そのための社員インタビューの役割は何なのか?
ということを明確にしなければ、もちろん応募までに繋げることはムズカシイということです。
つまり「社員インタビューの動画を制作すれば応募が集まってくる」という考え方は、ある意味、飛躍的な考え方であるということです。
では、社員インタビュー動画はどんな役割を果たすのか?ということなのですが、これには正直、正解はありません。
ありませんが、王道パターンといか、私の考え方として、社員インタビューの役割について説明したいと思います。
社員インタビューの質問・回答は何にすべき?
たとえば、私はAmazonでよく買い物をするんですね。
いろんなガジェットアイテムが好きですし、こんなアイテムないかなー?って検索すると、大体は希望に合うようなアイテムが出てくるので、ついついポチります。
ですが、商品をポチる前に絶対に確認することがあるんですね。あなたも確認すると思うのですが、それはレビューです。
最近はヤラセのレビューが多いような気がしますが、それでもやはり確認してしまうんですね。
あなたもAmazonだけでなく、ネットでモノを買うときは、レビューがあれば、少なからずそれを見て購入の意思決定をするのでははないでしょうか?
レビューを読んで「大丈夫そうだな」と思ったらポチッとカートに入れる。この行動には「買って失敗したくない」という心理が隠されているからです。
一方で、レビューを見てからアイテムに辿り着き、アイテムを買うことは絶対にありません。なぜなら、アイテムありきのレビューだからです。
「欲しいアイテムを探す」→「自分にあったアイテムを見つける」→「機能や価格を見て欲しいと思う」→「購入して問題ないかレビューを見る」→「ポチる」
というプロセスを踏んでいるからですね。
ですから「無作為にレビューを見る→このアイテムが欲しくなる→ポチる」ってなることはないということです。レビューを見るためにAmazonサイトへ行っているわけではありませんので。
話しを戻しますね。
この心理プロセスを考えれば、、社員インタビュー動画は何が目的なのか?何のための役割なのか?が見えてきませんか?
つまり、「あなたの会社が気になっている、応募してみたい」「でも何かと不安がある」という心理状態になっているときに、社員インタビューを紹介してあげれば、効果を発揮するということです。
逆にいえば、あなたの会社に興味ない、応募したいと思わない状態で社員インタビューを観せても効果が薄いということです。
それは、Amazonで、その商品に興味もないのにレビューを見るようなものです。その商品に興味がなければ、そもそもレビュー見ませんよね?
これが動画パーツの目的・役割です。
これら、動画パーツの役割り、目的を理解し、明確にすれば、社員インタビューで何を話せばいいのかがわかってきます。
「応募はしたいけど、入社はしてみたいけど、続けられるだろうか?」という不安を払拭する動画を制作すればいいわけです。
効果の高い社員インタビューとは
もちろん、社員インタビューは他の目的でも使えます。
たとえば、
- 社員の声を通じて会社や仕事に興味を持ってもらうとき
- 社員の表情や雰囲気で求職者との距離感を縮めたいとき
などですね。
でもこれ、ハッキリ言いますけど難易度が高いです。シナリオ、構成、出演者の質、編集、これらを駆使しても、プロに依頼しても、求職者の心に刺さるとは限りませんので。
ですから、社員インタビューは「応募したいが不安だ」を払拭するためのもの。というのが、私の基本的な見解です。
求人採用動画の思わぬ効果
実際に私自身も、従業員のインタビュー動画は取り入れています。
動画を公開することによって思わぬ効果を発揮しました。
それは仕事や会社に興味を持ってくれる求職者以外にも、主要な取引先(某大手)のお偉いさんから一目置かれるようになったのです。
私が人事で担当している会社は工事会社ですので、主要取引先からすれば、協力会社の人手は大きなリソースになります。
特に建設業界は若手人材の労働力不足に悩まされていますから。
ですから、積極的に求人採用活動をしていることで、お偉いさんから
「この会社は求人でこれだけの取り組みをしているのか!他の会社はほとんどやっていないのに、この素晴らしい!是非、そのような会社はヨソに取られないよう囲い込んでおけ!」
そう取引先内での通達がおこなわれたようです。
そうなれば無論、取引先から永続的に仕事の受注できることは言うまでもありませんね(事実、売上もアップしていますし)。
まとめ
前回でもお伝えしましたが、動画を活用した求人採用活動は、もはや避けられない時代になってくるでしょう。
ホームページを作るだけの時代ではない。「静→動」の時代になっているからです。そ
して、動画のネタを作れない会社は、ジャンジャンと動画を作って配信する会社との差を大きく開けられ、人材確保に難儀する時代がやってくるかもしれない、、、
私自身も、それには非常に危機感を感じています。
動画は「求職者が求めていること」調査結果にも出ています。
時代が求めているものを提供していくというのは至極当然の事とも言えます。
もし、これからも若手人材をどんどん確保していきたのなら、是非、求人採用動画に挑戦されることをオススメします。