~求人誌で反響を得る3つの方法~
全4回のうちの第3回目となります。
それでは、3つの方法(・3Kの法則・3W1Hの法則・AIDMAの法則)のうち、2つ目の方法である、
ターゲットを絞れ!『3W1Hの法則』
の中身について説明していきましょう。
3W1Hとは、『広告』を…
1.『1W 誰に(Who)』
2.『1W どこに(Where』
3.『1W いつ(When)』
4.『1H どれだけ(How long)』
掲載するのか?ということです。
『1W 誰に(Who)』
『どんな求職者(個性ではなく属性・層)に応募してきて欲しいのか?』を明確にし、ターゲットを絞って求人広告を展開していく必要があります。
例えば、即戦力を募集したいのに『未経験可!』と謳っても意味がないですよね?
お金より休みが欲しい傾向がある層に『高収入!』をアピールしても反応は低いでしょう。
層によって仕事に求める条件や価値観も違います。何を求めているのかを知るには地道な情報収集活動が必要なのですが、どんな層を獲得したいのかターゲットを絞り、その人たちによって訴求する広告内容も変えていく必要があるのです。
ターゲットを絞りすぎることは逆に反応数が極端に減ったり、制限を厳しく規制すると法規的に抵触する場合もあるので注意が必要なのですが、
『誰でも広く浅く募集する』ことだけはブレが生じますのでやめましょう。
『1W どこに(Where)』
広告を「どこに配信するのか?」を考えて行くといろんなパターンが見えてきます。
前回説明した『広告を選べ! 3Kの法則』(前回の記事はこちら)の、『広告媒体を選ぶ』と重複する点もありますが、
もし『家から近い通勤30分以内を希望』という人をターゲットにするのなら、「通勤30分圏内の地域に絞り、集中的に広告を出す」というこです。
求人誌は、広告会社によっては「部数」でアピールしてくるところがありますが、目に触れられない場所に置かれていたり、ターゲットではない地域や層にまで広告を配信しても意味がありませんので『数より質』を重視していきます。
数多ある求人情報の中に埋もれがちな場合は、求人誌とはまったく関係のない広告雑誌に求人情報を載せるのも目立って効果的かもしれません。
看板広告でアピールするなら「人通りや車通りがある」「人目につきやすい場所」に設置する必要があります。
他にも、今はほとんどの人がスマートフォンを持っています。
特に若い世代になるほどスマホの依存率が高い傾向にあります。ですからスマホは立派な広告看板になります。
そのスマホの画面に広告を表示させようと思ったらインターネット広告を活用します。『yahooのプロモーション広告やgoogleアドワーズ広告』などは、地域やその仕事を探している求職者にピンポイントで表示する技術が向上していますのでそういった活用も検討します。
「どこに配信するのか?」のポイントは、
どうしたら『獲得したい層に目に触れてもらえるか?』を考えていくことが大切なのです。
今回は目に触れてもらえるための『提供場所』についての説明でしたが『広告の中身』については次回の『よしっ反響だ!AIDMAの法則』でお伝えしていきます。
『1W いつ(When)』
これは『いつ広告を掲載するか』なのですが、『どの時期が反応を得やすいのか』を判断する必要があります。
これは信頼できる広告会社に聞いたり統計を取ったりすることで判断材料とします。掲載するタイミングを判断するのは非常に難しいのですが、月別や日別などでデータ化しておけば、反応が出やすい時期が見えてくるかと思います。
これは広告会社が提供してくれればいいのですが、データが取得できない場合は、例えば先ほどお話しした『家から通勤30分圏内』というターゲットに絞る場合は、広告会社が企画する『○○地域特集!』という企画に便乗するのもひとつの方法です。
『1H どれだけ(How long)』
いつ掲載するかが決まれば、『どれだけの期間募集をかけるのか?』を決めていきます。
いつも求人誌を見ていますと『この会社、いつも求人募集しているなぁ』と感じることがありませんか?
これは常に掲載することによって無意識レベルで人の記憶にインプットさせるという一種の暗示をかけています。
これはある程度の規模の企業がよく行う手法ですが、零細企業となると予算もありますし広告を出し続けるわけにもいきません。
逆に「これだけいつも募集しているということは辞める人間も多いのかな=ブラック企業?」と思われてしまうのも事実です。
また求職者に「この会社気になるなぁ」とピックアップリストに挙げられたとしても「またいつでも応募したらいいかな」となってしまうので、掲載期間は限定的に行うことも必要です。
期限付きや「内定者2名確定残り1名」などと「応募するなら今しかない!」という演出を行えば、相手に行動を起こしてもらいやすくなるのです。
以上、長くなってしまいましたが、色んな角度から『ターゲットを絞る』ということは『獲得したい人材に応募してもらう』うえでとても大切です。
それでは次回は最終回『よしっ反響だ!AIDMAの法則』の中身をお伝えしていきます。
それでは…