新入社員、若手人材を動かし、成長させる秘訣。
それは環境を変えることにあります。
最近は環境によって大きく左右されるんだなぁ…と実感することがあります。
脳の鏡
ミラーニューロンって言葉、ご存知ですか?
簡単に言えば「人は嫌でも周りの環境に影響されてしまう」ということなのです。
たとえば育ってきた環境、親や友人の影響など、人間の人格や風貌は、周りに影響されて形成されているということです。
4年前に入社してきた20代の若者がいました。マジメでハキハキとした好青年という感じでしたが、現在は、不平不満や愚痴が多く、締まりのない、ダラダラしたような存在になってしまいました。
腐ったリンゴ
それはさまざまな要因、背景がありますが、1つに「周りの環境に影響されたから」と言えるでしょう。
その若者と一緒に仕事をしていた諸先輩方が愚痴や不平不満ばかりを漏らしていたんですね。なのでミラーニューロンが効いてしまったわけです。
これを打破するには、環境を変えていく必要があります。
まさに「新しいリンゴは腐ったリンゴが入った箱の中に入れてはいけない」です。
今年入社してきた新入社員も腐ったリンゴにならないよう、直属の部長がかなり気を使っています。
それだけ環境は重要だということです。
余談ですが、、
以前勤めていた会社の社長が、ある日会議でこんなことを言っていたことを思い出しました。
「社内には腐ったリンゴが存在する!箱の中に腐ったリンゴが混じれば、他のリンゴがみんな腐っていく!」
「だから、他のリンゴが腐る前に、腐ったリンゴをこれから排除していく!」と。
そうしたら「じゃあ社長は退任されるんですね」と思わず口にしてしまった社員は(従業員の間では満場一致でしたが)、次の日から会社に出勤してこなくなりました。
しかしですね、「社員は社長を写す鏡」という言葉があるくらいですから、腐りだしたリンゴは社長自身かもしれませんよ。
自分は腐ったリンゴじゃない!そう思いはじめた瞬間から、そのリンゴは腐りはじめているのかもしれません。