「高卒就職内定率が90%…バブル期並みの水準に」
そんなニュースを目にされた方も多いかと思います。
ちなみに工業系の高卒就職率が最も高く、
製造業や建設業の間で、
「若手人材獲得争奪戦」
が繰り広げられたことは想像に難くないでしょう。
ちなみに当社では、今年度の高卒採用を見合わせておりましたが、
欠員が発生しましたので年明け早々獲得に乗り出しました。
と言っても事前準備をしっかり行っていなかったこと、
そして上記のニュースが示しているように、
高卒者の獲得は
「そう簡単ではないな…」
と思っていたのは事実です。
しかし尽力の成果か「1人」だけですが、
採用面接を行うまでこぎつけました。
この驚異の内定率が発表されているのにもかかわらず、
しかし「どうやって…??」
そう周りから言われたのですが、
なぜ短期間でそこまでできたかと言うと、
運もありますが、
やはり
・網を張っておく
・ターゲットを変える
・行動量を増やす
この3点に尽きると思います。
1番目の「網を張っておく」というのは
「常に人とコミュニケーションをとり情報を常に仕入れておくこと」
です。
私は、新卒者を採用する予定が無くても、
できる限り学校の就職指導課の先生とは「情報交換」するようにはしていました。
そして合同企業説明会が開催されていれば顔を出して
「現在はどんな状況なのか」をチェックしていました。
そして2番目の「ターゲットを変える」というのは
「競争率の激しい場所へは行かない」
ということです。
たとえば
「求人倍率は高いし内定率も高い」
高校へ
「紹介してください!」
と訪問へ行っても、人を採用できる確率は断然低くなります。
それより、あまりマークされていない学校へお願いに上がり、自社をアピールした方が
「自社の存在」
がふわっと浮き上がります。
そして3番目の「行動量を増やす」活動をすれば、
どこか引っ掛かりは出てくるものです。
「やっぱり工業か商業系の学校の新卒を採用したいなぁ…」
そうおっしゃる方もおられます。
何故そう思われるのでしょうか?
確かに専門的な知識は持ち合わせているかもしれません。
しかし、私から言わせてもらえば、
どの高校を卒業してもスタートラインは皆一緒です。
本人の気持ちと指導者の教育法によって成長度合いは変わるものです。
ですから、頭で考えるのは後にして、
まずは行動をして行くことが必要ではないかと思います。
ニュースや周りの噂に影響されず、
「できる事は確実にやって行く」
事が大切だと思います。