就職活動をしている若者達と情報交換をしていると
「建設業界は眼中にない」ということを痛感させられます。
建設業界と言っても、さまざまな職種がありますので全てとは言い難いのですが、特に現場労働の人気の無さは顕著です。
それは、数多ある求人の中で、
「その仕事に就きたい理由が無い」から。
=「魅力が無いから」でもあります。
では自社の魅力を伝えよう!そう思って活動していても、自分が思っている魅力と、相手が思う魅力が一致していないと見向きもされません。
話しは変わりますが、1日中事務所でデスクワークをしていると、1日に数人(全く来ない日もありますが…)、飛び込み訪問をしてくる人がいます。
ひと昔前に比べ、現在は飛び込み営業をしてくる人もかなり減りましたが、そういう時、あなたはどう対応していますか?
何か営業されるのでは…。
忙しいのにアポイントもなく突然来やがって迷惑だ!
そう思って門前払いをしている人が大半ではないでしょうか。
私の場合は、特別忙しく、取り込んでいなかったらその営業マンと面談をするようにしています。
何故か??
情報交換という意味もありますが、自分で勝手にコッソリ採用面接をしているのです。
必死にかけてくる営業をかわしながら仕事の悩みをさりげなく聞いてみる…。
そして素質があるようなら「当社で働いてみないか?」と引き抜きをかけてみるわけです。
私も経験があるのでわかるのですが、飛び込み営業が好きな人はあまりいません。飛び込みをすれば門前払いされ、帰ったら上司に怒鳴られる始末です。
「いつ契約取ってくるんだ!?」
建設業や工場で働いている職人さんにそんな事を言う人は滅多にいません。
「営業ってウンザリ…」疲労困憊している営業マンに対し、
「ノルマという重荷を降ろしたらどうか?」と投げかけてみるわけです。
現に営業の仕事が嫌になり、
「手に職付く仕事をしたい!」「現場労働をしたい」
と言って職人になった人が、当社でも何人もいます。
飛び込みしてくる営業マンだけでなく、いつも出入りしている営業担当者に声をかけてみるのもいいでしょう。
意外と「隣の芝は青く見られている」ものです。