部下は自分を映す鏡だ
アナタがもし、
「部下がオレの言う事を聞いてくれない」
と思っているのなら、
部下も
「うちの上司は自分の言う事を聞いてくれない」
と思っているのかもしれません。
「部下が成長しない」
とお嘆きならば、
きっとアナタや会社も
「成長していない」
のかもしれないのです。
上の言う事はコロコロ変わるし理不尽な事が多い…
若かれし頃、そう思いながら仕事をしていたでしょう。
しかしアナタが部下を育てる立場になった時、それを真似てはいけません。
なぜならば
「時代と共に価値観が変わっているから」
です。
何を戯言を!
そうおっしゃる方もおられます。
では、お伺いしましょう。
アナタは家族の為に自分を犠牲にすることはできても、お国の為に命を落とすことができますか?
何か失敗した時、自分で腹を切り、死をもって償うことができますか?
武士の居た時代や戦争を繰り返していた時代の価値感とアナタの価値観は一緒でしょうか?
価値観というものは時代と共に刻々と変化しています。
そして部下も人間、さまざまな感情があります。
読書は頭が良くなるから本を読みなさい!
と親から言われたのに、親は1冊も本を読んでいるところを見たことがない…
これは「なぜ子供は親の言う事を聞かなくなるのか?」
の1つの要因として挙げられていますが、それは会社内でも同じこと。
言っている事とやっている事がチグハグであれば部下からの信頼は得る事ができません。
不信感さえ抱いているわけです。
「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、
部下の行動に疑問を持ち始めたら
「自分はどうか?」を再確認するチャンスです。
なかなか自分自身を見つめ直すことは簡単ではありませんが、
あなたの「指導者としての評価」はどうですか?