選挙権を20歳から18歳へ引き下げる法案が成立しました。
私自身が18歳の頃を思い返してみたのですが、歳を重ねたせいなのか、幼児化しているのか、現在の18歳がとても幼稚に見えてしまいます。(幼児化については前回触れました。その記事はこちら)
若者に選挙権を与えることは、若者が将来の日本を担っていくうえで、重要な改正だったと私は思っています。
先日の大阪都構想に反対したほとんどが高齢者であったということが事実なら、なおさら積極的に社会へ参加すべきです。
さて、ここからは私の持論ですが、
今回の改正法でも
「18歳といっても単身生活をしているものに限る」
ということなら大賛成です。
なぜなら、周囲を見ると「独りでは何もできない」若者ばかりです。
20歳前後の従業員を見ていると、言われたことしかできない、自発性の無い若者ばかりです。
自分でいろんな面で冷静な判断ができなかったら?
誰かに洗脳でもされてしまったら?
政治にも影響を及ぼすかもわかりません。
それは「まだ親に甘えている」からだと私は思っています。
私自身、高校を卒業して親から離れ、独りで生き抜いていかないといけない状況に晒されたので、その分いろんな経験をすることができました。
生活するのがやっとでしたが、良くも悪くもそれが糧となっているのは確かです。早くから政治や社会の事に興味や関心がありました。
大都市は別かもわかりませんが、地方都市へ行けば実家暮らしの若者がごまんといます。
私からすれば、「いい歳して親のスネをかじっている」わけです。
40歳を目の前にしても、「マザコンですか??」と言いたくなるくらい、未だ母親に料理を作ってもらって、洗濯をしてもらって…という人間が周りに何人もいます。
そんな人たちは、社会・政治、世の中の情勢などに全くと言っていいほど興味を持っていません。
実家暮らしの人間に
「なぜ自分で生活しないのか?」と尋ねると、大体が
「お金を使うのがイヤ」「好きなことにお金を使いたい」とか
「自炊するのイヤ」という理由がほとんどです。
それが理由で実家暮らしているのなら、その人の成長は大きくありません。
周囲の助けは必要です。私自身、さまざまな人に助けられ今日に至ります。
しかし、苦労や、悔しい思い、さまざまな試練を乗り越えてこそ、いろんな経験をするからこそ、人間は成長できるわけです。
私も当然、実家暮らしの人間との金銭感覚が違ったので、「ケチ」とか「貧乏人」なんてバカにされてきました。
悔しい思いもいっぱいしてきましたが、独り暮らしをし、いろんなことに興味を示し、学生ではしなかったくらいの勉強もし、もちろん政治の事について興味を持つからこそ、生きる術とか、お金を稼ぐ術とか、人脈とか、お金という有形財産より、無形財産を手に入れることができたのです。
「木を見て森を見ず」ではありませんが、目の前の利益よりも、将来的な利益を見据えて行動して行くことがどれだけ重要か…。
つくづく思います。
ということを、高校卒業したばかりの若者に言っても、伝わりません。
人に言われるより、自分で気づかいなとわからないものです。
気づいた時にはもうすでに遅し…。
ということにだけならないでほしいものです。