先日、高卒採用向け求人説明会に参加してきました。
地域にもよりますが、年々、求人倍率が上昇していますが、就職希望の生徒数は少し減少か横ばいのようです。
求人倍率が3倍という地域(特に企業が集中している地域)がある一方、1倍前後という地域(特に過疎化が進むような地方)もあり、地域格差が生じています。1倍以下の地域もあることでしょう。
今でさえ、さまざまなルートを確保し、安定的に人材を獲得できていますが、
もし1から求人を行い、3倍以上の求人倍率がある状況の中で「人材獲得をしろ」と言われたら、
よほど作戦を練らない限り、人材を獲得するのは難しいでしょう。
もし、1から採用活動するのなら、私なら地元で採用活動しながら地方を狙います。
社宅を用意する、家賃補助を行うなど、来てもらいやすい環境をつくって誘致します。
それにはもうひとつ、自分の稼いだお金で生計を立てることにより、いろんな経験をして欲しいからです。
独り立ちし部屋を借りてまで仕事をしたくない!という若者が増えつつありますが、親のスネをかじっているようでは、人間として成長する伸びしろがかなり変わってきます。離職率も親元で生活している人間の方が圧倒的に高いです。
そのために、仕事や仕事以外の魅力を伝える必要があります。
ところで話しは変わりますが、
年々、高校の生徒数は減少していますが、高卒の就職希望数はそんなに減少しないと、私は思っています。
なぜなら経済的な理由で進学できない家庭が増加傾向にあるからです。
片親家庭も増えてきました。
自動車教習所へ通うのもままならない…そんなご家庭もあります。
当社にも「進学をあきらめて就職を選んだ」という従業員がいます。
経済的に苦労して自分を育ててくれた親のために働くぞ!っていう人は1人もいませんが…
しかし、人材獲得競争はしばらく続きそうですね。