先日、建設業界ではないのですが、
人なんてナンボでもおる!!
なんていう、「そんなことを言う人がまだいるのか??」と、時代錯誤も甚だしい経営者がおられました。
人材を材料としか見れず、人財にしようと思わない会社は、遅かれ早かれ「人」という財産に苦しめられることになるでしょう。
人材を大切にしている会社・経営者の方は人を育てるのが上手です。ゆえに会社の経営も順調です。
褒めて、おだてて、従業員のマインドを上げ、会社の為にお金を運んできてもらうことに焦点を当てているからです。
先日、久しぶりに知り合いの会社へ訪問した際にビックリした出来事がありました。
今まで鬼のような形相をしていた会社の幹部の方の態度や表情が明らかに変化していたのです。
壁には
従業員の皆さん、いつも遅くまで仕事をしてくれてご苦労様!
忙しい時期を乗り越えたら皆で旅行に行こう!
感謝!
と書かれた紙が貼ってあったのです。
この会社は、今まで従業員とのトラブルが絶えませんでした。
先日大きな問題に発展した事を機に、私の所属している会社を参考に気持ちを改めたということです。
はじめは、管理者の態度の変化に、従業員が戸惑っていたようですが、今は社内の雰囲気も明るく、これからはしっかりとした「組織」として大きな前進をしそうな予感があります。
会社の為に働いてくれてありがとう!
言いながら、心の中では
雇ってやってる
という気持ちがある経営者の方は少なからずおられます。
そういう気持ちがある時は、知らないうちに発言や態度に出てしまうものです。
人材を必要とする会社は「雇う・雇われる」という関係があって会社が成り立っているわけです。
お互いに心から感謝できる会社を目指せれば、自然と人も集まってきますし、人手に困ることはないでしょう。