こんにちは、藤村です。
最私が採用担当させて頂いている会社では、このところ「中途採用」にチカラを入れております。そして昨年末に20代を2人採用(もっか活躍中)、今年は2人の採用(今秋入社予定)が内定しており、順調に増員計画が進んでいる状況です。
しかも嬉しいのが、今回は女性の採用に成功したことです。かねてより社長が「女性の活躍の場を設けたい!」とおっしゃっておりましたので、女性の採用は念願と言ってもよいでしょう。建設業界も女性が活躍している場も増えてきましたしね。
人材を確保していくのも、なかなか難易度が高くなっており、例年大きな経営課題となっております。ですが、たとえ人気のない業種でも、小さな会社でも「人材の確保はできる!」という意志をもって活動していきましょう!
では今回は、人材を獲得できない会社のある共通点について言及したいと思います。というのも「それじゃあ、いつまで経っても人材を獲得できるワケがないよ!」と感じたある瞬間があったからです。
そして、これから人材を確保していくうえで、とても危険な考え方だと思ったのでシェアさせて頂きます。
こんな考え方では、まず採用できません
それ、先生のせいじゃありません!
今年も高卒求人が解禁しますね。昨年はコロナ禍にあったとは言え、高卒の求人倍率が3.66倍(京都府)ありました。そして就職率の高い商業・工業高校の単独求人倍率でみれば、ざっと見積もってその15倍〜30倍だと予測されます。
そして今年は求人数が回復してくるとの見通しで、さらに求人倍率が高騰することが予測されます。
そんな中、先日に教育委員会の就職担当者の先生方とお話しをさせて頂きました。そして先生方がこのような悩みを言っておられたんです。
「私もこの季節になったら企業訪問をよくさせて頂くのですが、社長さんや人事担当の方にいつも怒られるんです。」
「毎年求人を出しているのに、応募が1つも来ない!学校側から求人をお願いされて出しているのに、どうなっているんや!」と。
私はこの話を聞いて「意味がわからん!」と思いました。なぜなら「応募が来ないのは学校側の責任なのか?」「いや、会社の責任でしょ!」と純粋に思ったからです。
ですから先生に「怒られる必要はありません。それは会社側の問題ですから逆ギレしても大丈夫ですよ!笑」とお伝えしました。
人材確保している会社としていない会社のたった1つの違い
あなたはどう思いますか?学校の先生は「逆ギレですか笑。そのようなこと言われるのは初めてです!笑」とおっしゃっていたので、私の考えが間違っているのかな?と思いました。ですが、、でも普通に考えればそうだと思います。
というのもこれは、自分が異性と出会う積極的な活動もせず、異性から好意を得るような努力もせず、「ぜんぜん恋人ができないじゃないか!」と言っているくらい無責任な発言だと思ったからです。
そして、集客や売上を上げるような努力もせず「売上があがらないのは景気のせいだ」と言っているくらい無責任は発言だと思ったからです。
そのような、人材を確保できない原因を「他責」にする会社は、ずーーーっと人材を確保できません。もし百歩譲って人材を確保できても、すぐに辞めてしまう人を採用するだけです。
なぜなら、その会社で働く理由、応募する理由すらないからです。
一方で、人材を確保し続けている会社は、どんな状況であろうと「その会社に入社して仕事をしてみたい!」と思ってもらえるような努力を惜しみません。
そして、人が来ない原因を「学校のせいだ」「少子化のせいだ」「人気のない業界・職種だから」と誰かの何かのせいにすることは一切ありません。
どうすれば「応募してみたい!」と思ってくれるか?そのことだけを常に考え、追求し、行動し続けているのです。
これが、人材を確保し続ける会社と、まったく確保できない会社の大きな差だと思います。
昔のやり方はもう通用しない
片手間でやるのはもうストップ!
就職超氷河期世代の私が高校を卒業する頃の求人倍率は、商業高校の単独求人倍率で1倍あるかないか、でした。
そして現在は最低3倍、下手をすればその10倍の30倍です。そう考えれば、昔と同じようなことをしていては応募すらやってこない…というのは明白です。
30社の求人から選ばれるためには「求人を出して応募を待つ」だけをしていたら一生応募はやってきません。誰かの紹介だけを待っていても応募はやってきません。普通のやり方だけでは応募は来ないのです。
ですから、会社の存在を知ってもらい、興味を持ってもらい、応募したいと思ってもらう。この活動を追求し、行動し続けない限り、これからの求人採用活動はさらに厳しい状況に晒されます。
そう考えれば「求人採用活動は片手間でやる仕事ではない」ということがおわかり頂けるでしょうか。社長が時間の合間をぬってやる仕事でも、総務活動の延長でやる仕事でもありません。それなり経験やスキルが必要です。
そのスキルを自分で身につけていくか、それとも誰かの力を借りるのかは自由ですが、営業職や技術職にはノウハウが必要なように、人材確保にもノウハウが必要のです。
求人採用活動の部門を設置するのは大企業だけ。そんな考えを持っていたら、さらに差が開くだけです。ですからもし、あなたが本気で人材を確保していきたいと思うのなら、腰を据えて取り組んでいく必要があります。
それでは今日はこの辺で。ありがとうございました!