先日、若者とディスカッションしている時に
「建設業に働くということすら考えたことがない。他に魅力的な企業がたくさんあるから」
と言っていたのがいまだに頭から離れません。
例えば、ジャンルは違いますが、魅力的な企業の中に「Google」や「Yahoo!」があります。
それだけではありませんが、人材を安定的に確保している企業の採用活動や福利厚生などの環境をのぞいてみますと、いち早く時代や環境の変化に対応し
「優秀な人材が集まるにはどうしたらいいのか?」
「社員の能力を最大限伸ばすにはどうしたらいいのか?」
を追求し、その努力が垣間見えてきます。
組織や規律を重んじる日本的な働き方より欧米的な働き方ということもありますが、憧れる企業と言われるだけの環境を積極的に整えています。
それに比べると建設業界はとてもお堅いというか、まだまだ閉鎖的です。
特に中小零細の建設業は「変わらない」「変えようともしない」のに「若者が集まらない」と嘆いています。
「土曜日休んでる建設業なんてどこにもない!」とか
「こんな事で弱音を吐いていたらこの仕事はやっていけない」とか、
「この業界はこうだから」
という声がまだまだ聞こえてきます。
周りの環境のせいし、自ら変えようと努力する会社が少なすぎるのです。
これでは若者が魅力的な企業へ行き、建設業へ寄りつかないのも無理はありません。建設業界の人手不足は一向に解消されないでしょう。
逆に言えば、変わろうとしない建設業界の中で、誰よりも早く若者を迎え入れる環境を整えた会社が、優秀な人材を獲得でき、勝ち残る時代になるでしょう。
一度、組織や規律、精神論・上下関係などという鎖を解いてみてはいかがでしょう?IT企業みたいに…