ピンチはチャンス。
今、コロナ不況によって求人が出せない企業が多く存在する中、ここぞと言わんばかりに求人を積極的におこなっている企業もあります。
「今こそ優秀な人材を獲得できるチャンスです」
ある、会社の社長がそう言っておられたのですが、確かにそれは言えます。
優秀な人材が採れるチャンスは必ず訪れる
今までは「行きすぎてるんじゃないか??」って思うほど求人倍率が過熱していましたし(ある学校の単独求人倍率は35倍を超えていました)、
優秀な人材どころか、人材すら確保することがままならない企業さんも(特に中小零細企業さんは)多かったでしょう。
ですが、行き過ぎたものには必ず調整が入ります。バブルなんかは良い例です。
そして緩やかに上昇したものは緩やかに下降していきますし、急激に上昇したものは急激に下降しやすい。これは自然の摂理なのでしょうか。
金融取引で上昇に煽られて高値づかみをしてしまい、下落したときには、買いたくても資金が無い!!
そんな経験をしているので、下落時にいかに行動できるか?それがよくわかるんです。
これは求人・人材市場でも同じことが言えます。
この凹みの時期に”どう求人採用活動できるか”が、「優秀な人材を確保できるかどうか」にかかっていると言っても過言では無いかもしれません。
ですから、不況時こそ「優秀な人材を獲得できるチャンス」なのです。
私も多分に漏れずで、「今がチャンスだ!」と思ってらっしゃる企業さんを積極的にサポートしている所存です。
小さな会社でも優秀な人材を採る原理原則
とは言え、口を開けて獲物が落ちてくるのを待っているクジラのように、求人を出して、ただただ待っているだけではダメです。いい人材は採れません。
なぜなら「魅力を伝えてこそ良い人材を確保できる」という原理原則を疎かにしているからです。
これは求人難、就職難、いつの時代においても同じことで、魅力を伝えなければ、逆に「招かざる人材」を引き寄せてしまうことにもなります。
チャンスを無駄にする求人採用とは?
やっとワシらの番が回ってきたでぇ!
そう建設業関係の社長が言っていたのですが、人材の確保に難儀しているようです。
なぜなら、やっていることはハローワークに求人を出したり、求人雑誌に求人を掲載したり、いつものやり方と変わっていないからです。
それではいつまで経っても欲しい理想の若手人材は応募してくれないでしょう。
というのも、ハローワークや求人広告こそ、あなたの会社や仕事の魅力を伝える場ではなく、労働条件ありきの求人市場だからです。
特に最近強く思うのですが、ハローワークなんかは、職種や労働条件だけを伝える場になっているように思います。
「36協定は結んでいますか?」とか「有給休暇の取得率は?」とか、そういったことを主題に置いているような気がしてなりません(そういったことも大切なんですが…)。
逆に、魅力をふんだんに伝えようと思っても伝えられるスペースがありません。文字数制限すらされます。
それでどうやって魅力を伝えろというのでしょうか?
結婚相談所に集まってくる人って…
それはまるで、容姿、ステータス(年収は学歴など)や、お付き合いするための条件を提示しているだけの結婚相談所みたいな感じです。
入り口が条件面なら、それを目当てにくる人しか集まらないわけで、中身を見て決めてくれる人なんて集まってこないわけです。
実は私、何年も前になりますがマッチングサイト(恋人を見つける健全なサイトですよ!)に登録したことがあります。
でも、”ひととなり”とかよりも、ルックスやステータスにしか興味のない異性がたくさん登録されていることに驚かされました。
年収を高く設定すればするほど、「お会いしませんか?」の問い合わせが増えるんです。
でも、それ目当ての人って…。お金しか目が向いていないですよね。年収が前提にあって「あなたはどんな人?」なんです。
ってことは、年収が無ければ、いくら中身が良くてもダメだってこと。
実際に、玉の輿に乗った人が、旦那さんの経営する会社が破産したとたん、他の男に鞍替えしたケースを私は幾度か見てきました。
求人も同じことで、労働条件ばかりを提示しては、それを目当てにしている人しか集まってきません。
会社の知名度や安定度目当て、賃金目当て、休暇目当て、駅近目当て、自分の都合がきく職場目当て、、、結局はそういう人が集まってきやすいのです。
中小零細企業は大企業とは異なり、ステータスで勝負できるものではありませんし、勝負してもいけません。
私の持論ですが、中身で勝負しなければ、いいご縁は生まれないものです。
アウェイからホームで試合をしろ!
だからこそ、仕事の魅力や会社の魅力を発信すること。発信し続けること。伝えられる場所で(アウェイではなくホームで!)発信することが大事なのです。
今、求人が減っているときに自社発信で魅力を伝えていけば、相手の目に留まりやすくなります。
ホームページを充実させるのもいいでしょうし、パンフレットを作り込むのもいいでしょう。
私自身、新卒採用活動では、もっと魅力が伝わるように求人パンフレットを作り込み直し、さらに洗練させました。
今が「優秀な人材を確保できる絶好のチャンス」だと思っているからです。
実際、見学者数、応募人数は少ないですが、こちらが理想とするような中身の濃い応募者が集まってくれます。
ですからあなたも今だからこそ、魅力をもっともっと伝えていって、将来有望な若手人材を獲得していって欲しいと思います。
P.S.
もしあなたが
- 「ウチには魅力なんてない」
- 「魅力ってどうやって見つけるの?」
- 「魅力ってどうやって伝えていけばいいの?」
って悩んでおられるのなら一度ご相談ください。有料にはなりますがアドバイスさせていただきます。