最近、新卒採用の活動準備で慌ただしくしている藤村です。
高卒求人は7月からが解禁日です。ですからそれに間に合わせるために色々やってるんですが、、いつもギリギリになってしまうんですよねぇ。
というのも、毎年求人状況の予測や就職希望者が何を求めているか?など、リサーチをやっているとギリギリになってしまうんです。
しかも今年は求人の状況が大きく変化していくと考えられます。まぁ大きく変化しないとしても、毎年毎年状況は微妙に変わっていきます。
ですので「どういったコンセプトで求人採用活動をおこなっていくか?」「何を訴求していくか?」それを決めるのにけっこう時間がかかってしまうんですね。
さて今回は、あなたの会社に「来て欲しくない人材」を排除し「欲しい人材だけを引き寄せる」ための重要なお話しをします。ですから、少しお時間をとって最後までお読み下さい。
今年はやっと俺らに人が回ってくるぞ!
そう鼻息を荒くして言っていた某建設会社の社長。
今までは人手不足・採用難で新卒も中途採用も1人も人材を確保できなかった。
でも、今年は新規求人を見直す企業が増えてきており、求人数がかなり減ってきている。ここ京都においては特に観光業が大ダメージを受けており、求人数も減ってきています。
今までは、観光業の求人がやたら多く、そこに人材が流れて行ってしまっていましたが、今年はそれが無いだろう。
だから建設業界にも人材が回ってくるんじゃ無いか!
そう、その社長は予想をされていたのです。
たしかに、求人数が減っている実感はあります。
学校の先生方と話しをしていても、それが伝わってきますし、ハローワークの担当者なんかは「中途採用も一緒に求人されませんか?」と言われたくらいです。
「求人数 < 求職者」になれば、もちろん人材を確保できるチャンスは上がります。
ですが、、
いつの時代でも「応募が来ない会社は来ない」
ということを肝に銘じておかなければなりません。
ちょっと昔の話になりますが、私が高校を卒業するときは「就職超氷河期」でした。
高校の単独求人倍率が確か0.9倍くらいでした。商業高校だったにも関わらずです(めちゃくちゃ就職率の高い高校で有名でした)。
で、求人がまったく無かったわけではなく、私も、就職指導の先生から「ここに応募してみないか?」と何社か誘われました。
でも私は応募どころか見学すら行きませんでした。なぜなら「行きたいと思わなかったから」です。
他の生徒も同じでした。「この会社に就職するくらいだったら進学するか…」という道を選ぶ人が多かったわけです。
一方で、応募倍率が10倍を超える求人もありました。
「あの会社だったら行きたい!」そう感じる生徒達で応募が殺到したのです。
そういえば、その会社に私も応募したかったのですが「オマエでは無理だ、やめとけ」と担任の先生に言われたことを今思い出しました(笑)。
しかし一体なぜ、多くの人が「応募したい」と思ったのでしょうか?
それは単純に「そこで働きたい会社だったから」他なりません。
応募したい会社の求人と、不景気で就職難の時代でも絶対に行きたくない会社の求人、
今思えばその頃から二極化していたんですね。
○○を伝えなければ人は集まってこない
正直、大企業や地元の有名企業であれば、ネームバリューだけで求人の応募を獲得できます。ですが、私たち中小零細企業はそうじゃありませんよね。
私たちが「ウチの会社はいい会社だ!」と自負していても、
「どこ、そこの会社」「何してんの?」「え?給料安くない?」「休み少なくない?」
求職者には注目してもらえないどころか、検討すらしてもらえないのです。
だからこそ、全力で魅力を発信していかないと土俵にすら上がれないのです。
ですから、求職者が「うわぁ、この会社なんか良さそうだな。」「検討してみよう!」と思ってもらえるような魅力発信をしていかなければならないのです。
正直、魅力を思う存分伝えることができないハローワークの求人票の内容や、求人広告、ペラペラのパンフレットだけでは相手に見向きもされないのが現実。
たとえそれが、求人市場の”売り手状態”のときも2買い手状態”のときも、、です!
それともう1つ、重要なことがあります。それは、、
魅力を伝えなければ招かれざる人材を引き寄せる
ということです。
招かざる人材はクビだ!!
先日、知り合いの社長から聞いた話なんです。
4月に新卒社員を1名迎え入れた某設備工事会社。若手人材がきてくれたということで喜んでいたそうです。
ですが5月になって新卒社員の状況を聞いたとき「アイツはもう辞めた。辞めさせたんだよ」って言っていたようです。
理由を聞けば
- 仕事はサボってばかり。
- 遅刻も無断欠勤も多い。
- こないだトイレがぜんぜん出てこないから、何かあったんじゃないかと心配になって扉をこじ開けたら居眠りをしていたんだよ!
「だからクビにしてやった!」ということでした。
これはこの会社だけではありません。
採用したのに全然使い物にならなかった。そう感じておられる企業さんは少なくありません。
なぜそういうことが起きてしまうのか、、私にはわかります。
なぜなら私自身、同じような経験を何度もしているからです。
欲しくない人材ばかりがやってくる。その原因は「魅力を伝えていないこと」他ならないということです。
なぜ使えない人材ばかりが集まるのか?
魅力を伝えるということは、それなりの情報量を発信していくことになります。
その情報量の中で「こんな人に応募してほしい」「こんな人はきてほしくない」という情報を織り込んでいけば、それが伝わります。
つまり、魅力発信というプロセスの中で「欲しい人材」を引き寄せ「招かざる人材」を排除するのです。
私たち中小零細企業は大企業とは違い、そもそも多数の人が応募してくる状況にありません。で、人を選定する技術も持ち合わせていません。
ですから、応募までの前段階のプロセスで「欲しい人材」と「来てほしくない人材」を振り分けていく必要があります。
それをしないと、かなりの高確率で「招かざる人材」を引き寄せてしまうことになります。
なぜなら、魅力を伝えていないということは、漠然と求人をしていること他ならないからです。
漠然と求人をすれば漠然とした人が集まってくる。つまり「なんとなく」で応募してくる人が集まってきやすい。
「なんとなく」で応募してくる人は、経験上「離職率が高い」とか「他では雇ってくれない」とか「とりあえず金をもらいたい」などの理由で応募してきます。
つまり価値観がまったく合わないのです。
会社の価値観をシェアする方法
一方で魅力を発信していけば、私たちの考え方、つまり価値観を共有することができます。
価値観が伝われば、それに共感・共鳴した人が応募してくれやすくなります。つまりモチベーションが高い状態で来てくれるのです。
そうなれば、仕事をサボっているだとか、「オマエはクビだ!」なんてことも無くなります。教えてもちゃんと吸収してくれます。
それだけ、魅力を発信していくことは、欲しい人材を採るために絶対にやらなければなりません。会社の価値観に合った人材を引き寄せるためにも絶対に必要です。
たとえそれが”求人難の時代”であろうが、”就職難の時代”であろうが、、です。
今こそ「いい人材」を採れるチャンス!
私自身、求人採用活動で「素質のある若手人材」が集まるようになりました。
いつも遅刻ばかりする、仕事をサボる、突然行方不明になる、そんな人材は一切来なくなりました。
ぶっちゃけ言うと「この会社ではもったいない」「今の従業員では逆に腐らせてしまうかも」と思ってしまうくらい、素質のある若手が来てくれています。
それは魅力を発信するということに注力したからです。
今、コロナの影響で求人数は減っているかもしれません。その分、人の採用はしやすいかもしれません。
ですが「招かざる人材」ばかりが集まっては意味がありません。
一方で、求人数が減り、ライバルが減っているということは「欲しい人材」を獲得できるチャンスでもあります。
ですから、今だからこそ「あなたの仕事や会社の魅力」を発信するべきなのです。
是非、あなたの会社も思う存分魅力を発信してください。必ずあなたの会社に共感してくれる人が来てくれると信じ続けて…です。
欲しい人材を引き寄せる方法
とは言え「どうすれば魅力が伝えられるのか」と、悩んでいる企業様も少なくありません。
そこで”求職者に魅力を伝え「あなたの会社で仕事をしてみたいです!」と相手からの応募を獲得するための求人の作り方”を具体的にシェアしていこうかと思っています。
たとえば、、
- なぜ相手に魅力が伝わらないのか?
- 頑張って魅力を伝えようとしても伝わらない理由。
- あなたの仕事や会社の魅力の見出し方とその伝え方。
- 求職者が求めている魅力とは何か?
- 相手の欲求をくすぐり求人の価値を高める方法etc
魅力を高め、求人の価値を高め、競合他社を圧倒させ、欲しい人材を獲得する求人アプローチを目指します。
繰り返しますが、魅力を伝え、価値観を共有することで、欲しい人材を引き寄せることができるようになりますし、そのような人材を安定的に確保することができるようになります。
もし、興味があれば「お問い合わせ」より「魅力を伝える方法が知りたい」と連絡を頂ければ、詳細をお伝えします(有料になります)ので、ご興味のある方はご検討下さい。
それでは求人採用活動、頑張ってください!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。