いきなり私ごとですが、最近は人材不足が1つの社会問題となっていることもあり、人材確保についてのセミナーをやらせて頂く機会が増えてきました。
オファーしてくださった方々、本当にありがとうございます。
小さな会社でも若手人材を確保し、若手人材で溢れさせ、未来ある会社を築いていくためのサポートをする…
それが私のコンセプトでありますので、オファーを検討されている方も、引き続きよろしくお願いいたします。
最近よく聞かれる人材採用法
求人の方法も昔とは違い、多様化していますね。ただ単にハローワークに登録したり、求人誌に掲載するだけでは、もう人材を確保することは難しくなってきています。(ハローワークだけで人材を確保している会社もありますが…)
そんな中で最近よく質問されることがあります。
それは何かと言いますと、「indeedってどうですか?」ということです。
「インディードに登録してますか?」「効果はどうですか?」etc、インディードの求人効果についてよく聞かれるのです。
たしかにインディードは最近CMの露出も高いですし認知度もかなり上がっていますよね。
インディードに登録する1番のメリットは無料で掲載できることでしょう。サクッと登録して、あとは電話が鳴るのを待っている…。そんなイメージがどうもあるようです。
そしてインディードに対抗すべく無料で掲載できる求人サイトも増えてきています。
中には、無料で掲載できると謳いながら、実際は有料契約に移行するべしで、4か月後に求人掲載料金を請求された…って話しも聞きます。気をつけてくださいね。
結局その求人方法、どうなの?
さて、この無料求人サイトなのですが、一体効果はどんなものでしょうか?
私自身、工事会社と専属契約をしておりますので、第一線の現場で求人採用活動をしています。
ですが、インディードには一切登録したことはありません。最近やたらと銀行が薦めてくる人材斡旋をするサービスみたいなもの(登録するだけなら無料らしいです)もあるのですが、そんなものにも依頼したことがありません。
なぜなら、そういったサービスに登録しなくても人材を確保できるから…というのが正直な答えです。
人材を確保できる会社とできない会社、その違いは?
私が思うに、たとえばインディードのような求人サイトに登録し、人材を確保できる会社は、他の求人サイトや求人サービスに登録しても人材を確保できてしまいます。
一方で、ハローワークや、他の求人サイトや求人誌で人材を確保できない会社は、インディードに登録しても人材を確保することは難しいでしょう。
その理由はいくつか挙げられますが、1つは検索されやすい業種・職種、雇用条件だということ。
こういった求人媒体で人材を確保できている会社は、人気のある業種、職種、魅力的な雇用条件を提示しています。ですから、相手に検索されやすいし、注目も得やすい。
たとえば時事ネタで言えばZOZOTOWNさん。時給1300円でアルバイトを募集したところ、応募が殺到し2日で応募を締め切ったというニュースがありました。
1300円なら、下手すれば正社員よりも稼げますからね。雇用条件で皆さんの注目を引きました。(indeedで募集されたかは知りませんが…)
もう1つは広告費をかけているであろうということです。
「Indeed には毎日数千件もの新しい求人広告が投稿されるため、無料の求人広告は掲載から日が経つにつれ注目されにくくなります。迅速に採用を進めるために、有料のスポンサー求人広告を効果的に活用しましょう。」
求人の無料掲載を売りにしているインディードですら、そう言っています。(indeedのサイトより抜粋)
さっきのZOZOTOWNも、かなり広告費をかけて注目を集めたと考えられます。もちろん注目を得やすい企業ではありますが、今やSNSですぐに拡散されるのも、それまで多大な広告費をかけてきたからでしょう。
真っ先に考えるべき求人採用活動
つまり、何らかの仕掛けをして、相手にあなたの会社を存在を知ってもらい、興味を持ってもらわなければ、どこの求人サイトや求人誌に求人を掲載していても意味がないということです。
人材確保に苦慮している会社の多くは、この「相手の注目を得る」という部分がとても弱いのです。
にもかかわらず、多くの方は求人票の書き方を改善したり、雇用条件を見直したりしてしまうのです。
いくら改善しようとしても、あなたの会社の存在を知ってもらい、求人を見てもらえなかったら結局意味がないことになってしまうのです。
どうすれば会社の存在を知ってもらい、求人内容を見てもらうか?
これを考えずして求人を登録しても、あなたの求人は砂の中に埋もれてしまうだけなのです。
ダメなら土俵を変える
逆に、注目を集めることができるようになれば、あなたの求人を見てもらえる確率はグッとあがるでしょう。
それさえできれば、極論、ハローワークであろうがインディードであろうが、求人誌であろうが、チラシであろうが、求人媒体なんて何でもいいのです。
あとは、あなたの会社の魅力や仕事の魅力を伝え、求人をオファーすればいいのです。
では、質問します。
あなたの会社の求人を見つけてもらうために、相手から注目を得るために、indeedは必要でしょうか?
もし、答えがイエスならindeedに今すぐ登録して、できれば有料プランに申し込んでください。
一方で、「いや、indeedでなくても他にも考えられることがあるな…」そう思うのでしたら、注目を集めるためにすべきことをいくつかピックアップして片っ端から実行してください。
それが、求人で人材確保していく最初のステップです。
あなたの会社の求人に注目してもらい、応募したくなるような仕掛けや仕組みをつくること。
そのために何が必要なのか?を考えてみましょう。それができる媒体を見出しましょう。
ラクして人材は確保できない
冒頭でもお伝えしましたが、ハローワークや求人雑誌などの、従来の求人方法で人材を確保することは非常な困難な時代になりました。
業種や職種、雇用条件だけでその会社に応募する人も減っていますし、求人の方法も仕事を選ぶ基準も多様化しています。
ラクしてお金は稼げれないように、ラクして人材は確保できない。これは毎年安定的に人材を確保している私ですら感じていることです。
今となってはお金を稼ぐより難易度が高いとすら言われているのですから大変です。
あなたの会社に営業マンがいるように、人材を採用する採用マンを会社に1人は確保することも必要な時代ではないでしょうか?
未来の日本は住みやすいか?
昨今の法律の改正により、外国人労働者の確保について敷居が下がってきています。
今まで法律の壁で、外国人技能実習生の確保ですらなかなか厳しかった電気工事業でさえも、2020年頃には解禁されるのでは?と聞いております。
外国人の労働力に期待する会社も増えてはいますが、その外国人が一生あなたの会社に身を捧げてくれるわけではありませんし、どこで法律改正がおこなわれるかもわかりません。
もちろん外国人はよく働いてくれるというイメージもありますので大いに活用すべきですが、日本企業は日本企業らしく、日本の未来を背負うべき日本の若者を採用し、あなたの会社の未来を託すくらいに育成していくことも大切だと思います。
もし、あなたにお子さんやお孫さんがいて、その方たちが大人になっても、経済力豊かな日本になって欲しいのなら、引き続き、人材採用力と育成力に力を入れ、日本の若者を立派に育てていく必要があるでしょう。
まぁ私の個人的な意見であり極論なんですが、「外国人に雇われコキ使われている日本人」「外国に出稼ぎにいかないといけない日本人」という時代がやってこないようにするためにも…です。
汗水たらし、身を粉にして培ってきた、世界に誇る日本の技術も、外国人を採用したことで、いとも容易く盗まれるもの私は疑問に思います。