特定非営利法人と政府の取組みで行っている
『社会で独り立ちする為の就職支援』プログラムがあります。
唐突には申し上げにくいのですが、ようは、
『社会から脱線してしまった方が再就職をして
社会復帰を目指しましょう』
というものです。
今までは、この活動に取り組む『雇用主である企業』の登録数が減少傾向だったのですが、現在は増加しているとのことです。
確かに、社会的責任とかコンプライアンスであるとか、企業に対する周りの目が厳しくなってきておりますが、
特に、建設業・飲食業・運送業・福祉関係の会社は人手不足による人材確保に躍起になっており、
「背に腹は代えられぬ」
状況となっております。
『社会復帰を目指しての就職の支援』なので、面接時に、
『独り立ちをしようとする気持ちがあるか?』
『ちゃんと会社に貢献できる人物であるか?』
を見極めなければいけません。
再就職をして『誰より会社に貢献している』という人もいれば『会社に損害を与えてしまう』という人も少なからずいるみたいなのです。
しかし、1、2回の面接だけでは、身なり、言動、雰囲気から推測できる事はありますが、
本人の考え方や素性がわかるものではありません。
適正検査を行っても確実に明らかになるものではありませんし。
社会復帰を目指す方だけでなく、一般の方でも「直向きに頑張る人」もいれば「サボることばっかり考える人」もいますので、この就職支援事業をうまく活用できれば『人材確保ルート』の1つとなります。
そんな中で、お互いの向き不向きを確かめる為の『トライアル雇用』も適用されているみたいなので、トライアル雇用を使ってお試し期間を設けるのも有りでしょう。
求人票によく「使用期間有り」という記載がされておりますが、これは表向きは「お試し期間」ではありますが、採用側が
「本採用をしない」となれば「解雇扱い」となります。普通の解雇と一緒なのです。
ですので、真のお試し期間であるトライアル雇用はハローワークの一般求人でも取り扱っていますし、現時点で奨励金も支給されます(一定要件があります。詳しくはこちら)ので是非活用したいところです。