高卒求人も解禁になり、学校側も慌ただしくなっているようです。
高卒求人の倍率が4倍以上になっている地域もあるようで、この地域はかなり苦戦を強いられているのではないかと推測されます。
職場体験はすべきか?
そんな中、仕事の魅力を伝えるために、職場体験をするケースもあるようです。
未だ「求人を出して終わり」という会社も多いですから、本当に必死に取り組まれている様子も伺えます。
しかし、職場体験を批判するわけではないのですが、アプローチの仕方によっては、職場体験は諸刃の剣になるのです。
企業説明会や会社見学でもそうですが、「仕事の魅力を伝えるために」必死にアプローチしている会社、多いです。しかし、、私はそれを見ていつも思うことがあります。
それは、
「仕事の魅力ってなに?」ということ。
そして
「その魅力は伝わるの?」ってことです。
「何をどう伝えるのか?」がポイントになってきますが、あなたにとって魅力であっても、相手にとってはまったく魅力に感じないケースがよくあります。
それはなぜか?
それは、自分本位でものごとを進めているからです。
つまり、料理店で言えば、相手の要望も聞かず、「あれもあります。これもあります。是非どうぞ食べてみてください。」と押し付け、お腹いっぱいにさせてしまうことが原因。
相手にとったら、「コレが食べたいだけなのに…」と思われ、逆に不安にさせてしまうことあるのです。
職場体験は、言わば「試食をさせる」ようなものです。料理のように試食してもらって、一瞬で美味しいと思ってもらって「コレください!」と言ってもえるなら良いのですが、我々の仕事は、そう易々とはいきません。
何年もかけなければその美味しさは伝わらないケースもあります。
なので、ケースによっては逆効果になる場合もあります。つまり、試食で「美味しい」と思ってもらわなければ、逆にヨソに行かれる確率をグンと上げてしまうのです。
まぁいろんなタイプの人がいますから、見極めていく必要はあるのですが、相手によっては、「試食をさせる」のではなく、「いかに美味しそうか?」だけで留めておくことも必要です。
まずは一点集中を
「魅力を伝えて納得してもらわなければ、入社してもすぐに辞めてしまうのでは?」と言う方もおられます。しかし、それはまた別の話し。
魅力を伝えて、納得してもらっても、入社して辞める人はすぐ辞めていくのです。
それ以上に、そんな悠長なことを言っていたら、ライバルの会社に獲られて終わりです。
後先のことは考えず、まずは人材を確保することだけに専念したほうが私はいいと思います。
もし、職場体験で仕事の魅力の伝えるのであれば、「自分達にとっての魅力」という視点ではなく、「相手にとって、どう魅力的なのか?」を考えて伝えていきましょう。