人手不足倒産の影
先日、有効求人倍率が1.48倍と、バブル期のピーク並み(2017年5月30日発表:厚生省)という報道がありました。人手不足倒産がうっすらと現実味を帯びている…。そんなニュースさえありました。
人材を募集する時、多くの企業はハローワークへ登録しますよね。有効求人倍率とは、ハローワークの登録数をベースに計算されているので、ほぼほぼ社会の現状を反映した数字と言えるでしょう。
Yahoo!ニュースで掲載されていた内容を引用すると、
『職業別に有効求人倍率をみると、専門的・技術的職業の中で「建築・土木・測量技術者」が4.41倍と高いほか、「建設・採掘の職業」では「建設躯体工事」が8.35倍、「建設」が3.72倍、「土木」が3.10倍などとなっており、工事現場での人手不足が引き続き深刻であることを示している。このほかの業種でも、「サービス」が2.93倍、「保安」が6.34倍、「自動車運転」が2.53倍などとなっている。』
となっていました。
建設業関係が飛び抜けて高いことがわかりますね。これは建設業界の求人が多いというだけでなく、建設業界で働きたい人が少ないということも意味している、、そう思っています。
建設業関係でなく、人材を確保できていない会社は、求人を出すだけでそれ以上のことをしていないことが多いです。いつか来るだろう…それで終わってしまっています。
求人を出せば応募が来る。そういう時代は終わりました。
体制を整え、綿密な戦略を行っていかなければ「誰ひとり応募が来ない」時代がやってきます。というより、もうやってきています。
万が一、偶然にもあなたの会社に応募が来て採用できても…、すぐに辞めてしまうことになるでしょう。
高卒求人倍率も…
先日、高校の進路指導の先生方といろいろ情報交換をしていました。
ある高校では例年度に比べ、就職希望者数がかなり減少しているという話しも聞きました。その中で、今年も高卒採用の競争が激化することは間違いなさそうです。
高卒採用においても、安定して人材を確保していくには緻密な計画や戦略が必要です。もしラッキーパンチで採用はできても、それが毎年続くとは限りません。
私がいつも思うのは、多くの会社はピントがズレたやり方をしているのではないか…。そう思えてなりません。逆にそう思えるうちは、私も安心して高卒採用ができるのですが…。
人手不足はずっと続く
これからもし景気が下がり続けても、人手不足、特に若手不足は続くと思われます。「優秀な、優秀になり得る若手人材の取り合いになる」と言った方が正解かもしれません。
人材を確保できない原因は必ずあります。世の中のせいにしてはいけません。人のせいにしてもいけません。鏡の前に立ってください。改革していくのは、、鏡の前のあなたです。
P.S.
高卒求人の解禁日が近づいています。もし、これから高卒採用を成功させたい、安定した高卒者を確保したいと思われるのなら、コチラ(←クリック)をご覧ください。高卒採用の成功法則を期間限定で公開しています。