合同企業説明会に参加しても人材を獲得できない!
と思っている方は一度目を通してみてください。
■合同企業説明会に参加してきたのですが…
先日、とある20代向けの合同企業説明会へ参加してきました。
毎年この合同企業説明会に参加をするのですが、年々参加希望企業数が増えています。
参加企業は主に地元の有名企業から運送業、サービス業、もちろん建設業も参加しています。
しかし、今年の参加企業覧を見て特に気になったのが建設業が少ないということ。
去年、一昨年までは、建設業界に絡む企業が多数参加していたのですが、今年は半分以下でした。
「何故か…」わかりますか?
恐らく、ブースに見学に来る求職者が極端に少ないからでしょう。
去年の建設業ブースは、「見るも無残な状態」で、見学に来られた求職者は数えるほど。
想像してみてください。
13時~17時の「約4時間」、
他のブースでは賑わいを見せる中、自社のブースには「誰ひとりとして」見学に来てくれないチョー寂しい姿を…。
居眠りする企業の担当者、呆然と立ち尽くしている人、また怒り出す企業さんもいました。
「これ、参加する意味あるのか!?」「参加するだけ時間のムダだ」
そう思われるのも致し方ないことです。
私のブースも、今年見学に来られたのは1名でしたから。
もはや若者は我々の業界には眼中に無く、むしろ近づこうともとしない「ありさま」です。
「さびしい業界やね」
企業説明会が終わり、社長に報告したときに電話の向こうから聞こえたひと言でした。
■合同企業説明会に参加する意味はあるのか?
この合同企業説明会、果たして参加する意味があるのでしょうか?
時間のムダなのか…
私は「参加する意義は十分にある!」と思っています。
たしかに自社のブースに、誰も見学に来てくれないことは、とても悲しくツラ~い気分になります。
しかし、そこで愚痴をこぼし、嘆いていてはそれこそ時間のムダというもの。
私がこの説明会に参加する目的は、今の若者が
「どんな業界に興味を持っていて、どんな企業に人が集まっているのか?」
ということをリサーチできるからです。
その他にも「どんな職種が人気なのか?」とか
「同じ業界内でも、やたら人が集まるブース、全然人が集まらないブース、その違いは何なのか?」
ということも把握することができます。
そして機会があれば求職者にヒアリングすることもできるのです。
私の目的はそこにあって、
「企業説明会で人を獲得しよう!」
と意気込みする気はありません。
それだけハンディがあるという現実を知ったうえで、
「どういう戦略を立てたらいいのか?」
ということを把握したいために参加しているのです。
■徹底した情報収集を行うべし
仮説からプランを立て、実行し、チェックし、改善する。
まさにPDCAサイクルの中の「P」、
ですから私にとっての合同企業説明会は、仮説を立てるためのツールなのです。
「次はこういうやり方で募集してみてはどうか?」と違う現場で試すのです。
ですから「もう来年は出展しない!」と怒って帰ってしまう企業を見ると、
「またライバルが1つ減った」とニンマリしてしまう私なのです。
自慢ではないのですが、今年は
「いつも若手ばっかり獲得している会社はどんなプレゼンをしているのか??」
とライバル企業が偵察に来ていました。
しかし、閑古鳥が鳴いている状況を見るなり、
「たいしたことないな」というような面持ちで帰っていかれたのですが、
私の目的はそこではないということには気づいていないようでした。
ライバル企業がこのブログを見ていないことを祈ります。
今年も「見学に来る人は来ないだろうなぁ…」
とタカをくくっていたので、見学に来られたときは慌てました。
なぜなら去年は1人も見学来なかったので、今年はプレゼンをする準備をほとんどしていなかったからです。
やはり「もしものとき…」の準備はするようにしたほうがいいですね。
社長に知られると怒鳴られそうなのでここだけの話しということで…。