採用活動をしていますと、つくづく
建設業って人気がないなぁ…
って感じてしまいます。
これは建設業に限らず…ですが、先日、とある製造業の役員の方とお話しをしていたのですが、
「中小零細企業の、人材採用は本当に難しい。」
「先日も企業説明会に参加したんやけど、ウチはそこそこ人集まってくれたんやけど、建設業、介護関係は無惨やった…。」
とおっしゃっておりました。
そして人気の無さは求職者からだけではないようです。
当社は近年、地方へ出張することが増えているのですが、
出張先に滞在するために数ヶ月、部屋(住まい)を借りる為の部屋探しに苦労する事が多くなってきました。
とういのも、
・短期間である
・時期的なもの
・地域の属性
などなど、さまざまな理由はありますが、
一番ショックを受けるのは、部屋は見つかっても審査の段階で
「業種は建設業です」
と伝えると、
「外国人や建設労働者の方はちょっと…」
と奥歯に物が挟まったような言い方で断られるのです。
理由は、
・早朝や夜中に騒ぐ
・部屋を汚される
・近隣とのトラブルが絶えない
というものです。
最近で言う「民泊トラブル」みたいなイメージです。
家主さんによっては、「資産価値が下がる」という人までいるようです。
また、地方の小さな会社ですし、相手からしたら得体の知れない建設会社だから…ということもあるでしょう。
ですから最近は、名の通っている元請さんから部屋を調達するようにお願いしています。
東京に進出しても借りる部屋がない!!
と同業者から耳にしますが、理由がわかったような気がします。
現在はどうかわかりませんが、住宅ローンを組む時なんかも金融機関から
建設業というだけで敬遠される時がありました。(会社によりますけどね…)
建設業という仕事の素晴らしさや、女性の進出をアピールするのも大事ですが、
それ以上に、周りから思われているイメージを払拭しないことには、これから先も人材を確保するのは難しいでしょう。