先日、高校生が会社見学に来られましたので対応しました。
今年はクラブ活動でスポーツをしている学生が多く、
体格も良く、日に焼け、健康的に見えました。
ちなみに去年は内気な学生が多かったので、
今年は違った雰囲気がありました。
『失礼します!!』
『体力には自信があります!!』
さすが体育会系、元気だけはいいようです。
当社の社長は
「ぉお!これは来年が楽しみだ!」
とおっしゃっていましたが、
もし、あなたならここで
「就職するなら是非とも当社へ!!」
と思われるでしょうか??
今回は採用面接ではなく会社見学なので、当社の魅力を紹介することが優先になります。
しかし、私はある質問をするようにしています。
「なぜ、建設関係の仕事に興味を持ったのですか?」
「なぜ、その中で当社を見学してみようと思ったのですか??」
と。
これはあくまで見学に来た学生の一例ですので、全員の考え方ではない…。ということを前提としますが、
1人は
学生A
『先生にこの会社へ見学に行って来い!と言われて来ました!!』
という元気な回答でした。
私
『なっ、なるほど…。』
予想の範囲内ではあるものの、言ってほしくない回答に思わずどもってしまいましたが、
もう1人は、
学生B
『おとん(普通は父が…って言いますよ)が、建設会社やってるので自分も建設の仕事がしたいっす!』
という回答でした。
私
『おぉ~!……ぉ???』
これは活躍してくれるかも!
と一瞬思わせながら、ある疑問を抱きましたので突っ込んだ質問をしてみました。
私
『お父さん、建設会社を経営されてらっしゃるんですよね?』
学生B
『はい!してます!』
私
『ではなぜ、お父さんの会社に入ろうと思わなかったのかな??』
学生B
『おとんの会社は厳しくてしんどいからです!!』
私
『え…???。』
私は一瞬、一体、今誰と会話しているのか自分を見失いかけました。
最後には『体力は自信あります!!』と、ボディービルのようなポーズし、アピールして帰っていきまいしたが、
私は開いた口が塞がりませんでした。
ど、どうですか??
これが今の若者の姿といっても過言ではありません。
それだけではありません!
回転式の椅子をグルグル回しながら会話してくるような落ち着きのない学生もいました。
もはや過去の価値観は通用しなくなっていくのでしょうか。
彼らの価値観が平常となるのか、我々の価値観が正しいのか、とにかく指導していく立場の人間は、先が思いやられそう…。
そう思わずにはいられない時間でした。