先日、ある求人広告の会社から
「今度、建設業の求人特集やるんで載せませんか?」
と、私に営業をかけてきました。
「必要ないのでお断りします」
と返事をしたのですが、彼は食い下がってきて、
「何でですか??だってこの業界人手不足でしょ?」
「御社だって人足りていないんじゃないんですか??」
「どんどん他社からの掲載依頼が来ています。あと少しで枠が無くなるので、今が人材獲得のチャンスですよ!」
と上から目線でまくしたててきたわけです(20代そこそこの若者は口の聞き方もなっていないのは事実ですが…)。
「じゃぁ、お願いします」
と言うとでも思ったのか知りませんが、私の会社の人材充実ぶりを知らぬまま、片っ端から営業してるのでしょう。
この手の求人広告掲載の営業電話・訪問がよくあるかと思いますが、
いつも私のページを読んでくださっている方は、まさかこんな誘惑?挑発?に乗ってしまう人はいませんよね??
(営業担当の男性・女性があまりにもタイプだったのでつい掲載をお願いした!という方は…この限りではありません(笑))
私が度々申し上げています通り、
「求人雑誌の掲載はお金をドブに捨てるようなもの」
ということを認識してください。
世間に名の知れた会社なら載せる価値はあると思いますが、
我々、中小零細の建設系の会社は「費用対効果が悪すぎる」のです。
求人広告を掲載して、安定的に人を獲得できていますか??
1人当たり、いくら広告費がかかっているか計算してみてください。
「え?ウチは求人雑誌でそこそこ人材を獲得していますよ」
とおっしゃる方、あなたの努力、広告会社の営業マンが優秀なのか、是非そのまま引き続き継続してください。
しかし
「高い広告費を払っているのに全然人材を獲得できていない」
という方は、一度考え直す必要があります。
じゃあ、もっと有名な求人広告の会社にお願いしてみよう!
と思われる方もいらっしゃいますが、ハッキリ言って、ヨソの求人誌に掲載しても結果は同じです。
なぜなら、アナタは
「人を獲得する努力を怠っている」
からです。
そして広告会社はそういう人を狙って「カモ」にするのです。
ようは求人広告会社の「金づる」されているのです。
彼らは広告掲載のプロではありますが、人材獲得のプロではありません。
生かさず殺さずで
「いかに継続的に求人を掲載してもらって安定的に広告収入を得られるか?」
を考えるプロなのです。
広告会社の言いなりに掲載していませんか?
広告会社に任せきりになっていませんか?
応募の反響は来るけど採用までには至っていない。
そんな方は要注意です!!
それではいつまで経っても人を獲得することはできませんし、大切な資金を「投資」ではなく「浪費」してしまうことになりかねません。
話しは戻り、建設業特集を組んでいる求人誌はよく見かけます。人手不足が顕著な、飲食業や福祉関係、運送業もそうです。
しかし私の考えからすれば
建設業界が人手不足なのは、魅力のない業界だと思われているから人材が集まらないのであって、建設業の求人特集を組んでいるからといって建設業の仕事が魅力的に見えるわけではない
と言うことなのです。
初めから「俺は建設業の仕事に就くぞ!」と思っている人間がどれだけいるでしょうか?
その求人誌を手に取って見ている人の属性をよく観察してください。
誰かに任せておけば、いつかは人材を獲得できるだろう…
という考えはやめましょう!
これから経済活動が停滞しない限り、人材の獲得は大きな経営課題となります。
今後、人材獲得術について、質問頂いた内容や、周囲の事例を踏まえ、私が行っている獲得法をご紹介できらたと思います。