こんにちは、藤村です。今回は、
- 小さな会社が優秀な若手人材を確保するために絶対にやってはいけない求人採用活動
- 小さな会社がこれから絶対につけておくべき力
について、お伝えしていきます。
人材問題に頭を抱える会社の社長のよくある悩み
先日、ある経営者から
人材についての相談がありました。
その相談内容は
「去年、採用した従業員が、
労働条件のことで文句を言っていて、
働いてくれない。どうすべきか?」
という内容でした。
たとえば、、
- 完全週休2日と言っていたのに
休日出勤させられている。 - 仕事に対する給与が見合わない…
- 物価高なのに、給与が上がらない…
などなどです。
その問題に対してどうすればいいのか?
そのようなご相談でした。
労働条件に不満が出る意外な原因
その原因はさまざまあるので、
ここでは全て挙げることはできません。
ですが、1つ挙げるとすれば、
「求人のやり方に問題がある」と言えるでしょう。
たとえば、
労働条件を前面的に
伝えてしまっている求人は、
問題の典型例と言えます。
というのも、
労働条件を前面プッシュして人材を採用すると、
採用した人は、
その労働条件について
不満を漏らしやすくなります。
だって考えてみればわかるでしょう。
「このような条件で採用します」と
提示しておきながら、
実際、条件と異なることをすれば
「条件と違うじゃないか!」となりますよね。
それは、
コミコミ価格だと言いながら、
実際は追加費用を請求されて
激怒するくらいのレベルとも言えます。
実際、ご相談頂いた会社は、
求職者が喰いつきそうな
労働条件を前面的にアピールして求人を出していました。
求職者が喰いつきそうな
労働条件を提示して求人をおこなえば、
その労働条件だけを目当てに
人は応募してくるわけで、、
それで、採用した従業員に
不満が出てしまうのは致し方ないのです。
欲しい人材を獲得したいのなら労働条件は推すな!
では、どうすればいいのか?
それは、
労働条件を前面的に推し出す…
そのような求人採用活動を、
今すぐ止めることに尽きます。
これを私は
労働条件先行型求人と呼んでいます。
それよりも、
仕事の魅力だとか、
あなたの会社で働くべきメリットを前面にアピールしていく、
魅力発信型の求人にしていくべきです。
そうすれば、求職者が、
あなたの会社に応募する
優先的な動機が”労働条件”ではなくなります。
ということは、
労働条件に対する文句や愚痴も出にくいです。
ポイントは、労働条件”以外”の
動機づけをおこない、応募してもらうことです。
そのために、
あなたの会社や仕事の魅力を
積極的にアピールしていく必要があるのです。
あなたは、
- 待遇などの労働条件目当てに応募してくる人と、
- 仕事のやりがいや会社の魅力で応募してくる人、
どちらを採用したいですか?
そして、どちらの人が、
会社に貢献してくそうでしょうか?
もし、後者であるのなら…
労働条件を前面プッシュする…
これを今すぐ止めて、
仕事や会社の魅力を発信する
求人採用活動に移行していきましょう!
小さな会社に必要な求人の力
魅力を打ち出せない会社は、
求職者に見向きもされないか、
労働条件で選ばれる結果になります。
そして望まない人材ばかりを
引き寄せてしまうことになります。
小さな会社がやるべき求人活動は・・・
待遇面を改善することではなく、
あなたの仕事や会社の魅力を高め、伝えることです。
そのためには、
求人広告代理店に
すべて依存するのではなく、
あなた自身の力で、
会社や仕事の魅力を高め、
魅力的に伝えていく必要があります。
それこそが、
これから小さな会社に必要とされる採用力です。
今は昔と異なり、
求人を出せば簡単に応募が集まる…
そんな時代ではなくなりました。
採用力は営業力と同じく、
会社に絶対に必要な力です。
営業力がなければ
売上があがらないように、
採用力がなければ
会社の存続に関わってきます。
ですから是非、採用力を磨いて下さい。
今日はここまで。
ありがとうございました。