人材確保に困っている。突破口が見出せず、どうすればいいのかわからない。
そんなお悩みを抱えているなら、今回のお話しはとても重要です。
なぜなら、これからの人材採用について、とってもとっても大事な考え方についてお伝えしたいと思うからです。
まさにこれは人材確保の成否を分ける、中核となる部分なのですが、あまりも疎かにされてしまう傾向にありますので、もし、人材確保に行き詰りを感じている方には、きっとお役に立てると思います。
パシュートはなぜ強い??
と、その前に、平昌オリンピックが賑わっていますね。
先日も女子パシュートが金メダル獲得。おめでとうございます!
私も思わず歓声を上げてしまいました。
しかし実は私、スポーツ観戦に全く興味がありませんでした。
テレビ観戦もほとんどしたことなく、どちらかと言えば今回は、日韓米朝外交に興味があったくらいです。
そんな私が、生中継でパシュートの決勝戦を喰いつくように見てしまい、応援してしまった理由があります。
それは、、
「背景を知ってしまったから」なのです。
つまり、
- 日本女子のパシュートが何故強いのか?
- そもそもパシュートとは?
- パシュートのルール、
- パシュートの面白さや駆け引き、
- 彼女達がどんな想いで挑んでいるのか?
- どんな努力を重ねてきたのか?
- 練習や選手活動を維持していくための資金集め、
- 高木姉妹にスポットライトが浴びていますが、佐藤選手や菊池選手の影の実力
などなど、
そういった背景を知ってしまったがために、テレビの前にかじりつき声を上げながら応援してしまったのです。
もし、それらを知らなかったら試合すら見ることなく、ニュースで報道されても「ふーん」で終わっていたことでしょう。
あなたはどうでしょうか?
求人採用活動は想いを伝える場
これ、実は人材採用活動でも同じことが言えるのではないでしょうか?
人材を確保できない企業の多くは、未だに「求人を出して終わり」です。
賃金、休暇、福利厚生、それら目先のことばかりに目が行き、肝心なことを伝えていません。
それでは相手に興味を持ってもらうどころか、ことごとく相手に無視され、拒否され、スルーされてしまうのも無理はありません。
相手の注意を引き、興味を持ってもらうためには「魅力」を伝えていかなければならないのです。
と言うのは最近よく伝えられています。
「業界や仕事の魅力を伝えて行かないかん!」さまざまな取り組みをおこなっている協会や団体も増えてきました。
しかし、ココでやってしまう過ちは、それらを自分目線で伝えてしまうということです。
つまりそれは「俺たちこんなにスゴイんだぜ!」と自慢してしまうようなものです。悪い言い方をすれば「押しつけがましい」のです。
それでは相手との温度差が生まれ、相手から「ふーん」で終わられてしまうのです。
それらを回避させるには、「あなたの会社の想いを伝え」、「いかに相手に共感してもらえるか?」がポイントになります。
- こういった想いがあるからこの事業をしている、
- こういった背景があるから今がある、
- そして、それが相手にとってどうなのか?
ビジョンとかミッションもそうですね。
「ビジョンを伝えましょう」、「ミッションを掲げましょう!」そういった話しはよくあります。
しかし、ただ単に「こういったビジョンがあります!」「こんなミッションでやってます!」と伝えても、相手はシラケるだけです。
こういう背景、想いがあるからこそ、こういったビジョンやミッションを掲げているんだ!
を伝えなければ相手に伝わっていかないのです。
あなたの会社のストーリーは?
これを伝える、伝わるのは正直簡単ではありません。しかし簡単ではないからこそ、あなたの会社の想いが伝わったとき「一緒に仕事をしてみたい!」と思ってくれるようになります。
あなたの会社は、今まで事業を続けられきた、それなりの理由があるはずです。
ここまで続けてこられた信念、そしてストーリーが必ずあるはずです。
そしてそこには相手を共感させ、鼓舞させるだけの秘密がきっと隠されています。
それらを引き出し、発信して行って欲しいと思います。