先日、国交省より平成26年度12月『建設労働需要調査』が(技能労働8職種対象)公表されました。
やはり不足率は年々上昇傾向にあります。特に北海道、東北、中部地方は不足率の上昇幅が大きいみたいです。
8職種とは、
・型わく工(土木)・型わく工(建築)・左官工・とび工・鉄筋工(土木)・鉄筋工(建築)の6職種と
・電工・配管工の2職種の合計8職種です。
不足率は、
『確保したかったができなかった労働者数』ー『確保したが過剰となった労働者数』『÷』
『確保している労働者数』+『確保したかったができなかった労働者数』×100
であらわされます。
なんだかパッとわかりにくいようですが、
全国の過不足率(8職種計)は1.8%の不足、最も高い職種が『型わく工(土木)で5.8%』となっています。
周りからよく聞く『型わく職人が全然足らない』という話しは本当のようです。
単純計算で100人必要な現場があれば、1.8人~5.8人不足しているということでしょうか。
実現場では、数字以上に職種によってかなり不足していると思われます。
5年前の数字を見てみますと、全体的に不足率がマイナス(職人数が過剰傾向)にありました。
あの時は確かに仕事が少なく、仕事の取り合いによる安請負合戦があったように記憶しております。
それが平成23年ごろから不足率の上昇(職人数が足りない)に転じています。
職人数が足りなければ自然と施工単価が上がっていきます。
ここ関西でも、じわじわと上がっていっているような感じです。
今後不足率が増々上昇していくのか、それとも落ち着くのか、目が離せません。(参考)