SNS投稿をしているけど安定した見込客を獲得できない。ウェブ広告は費用が高い。そんな悩みがあれば迷わず「チラシを駆使すべき」です。なぜでしょうか?
そこで「WEB広告とチラシ広告の違い」や、地域密着型の会社や店舗がチラシを駆使して集客すべき理由を7つ挙げてみます。
「WEB広告 vs チラシ広告」一覧
WEB広告 | チラシ広告 | |
1. 認知度 | 情報量が多くスルーされやすい | 手に取って見てもらうため高い |
2. 記 憶 | 他の誘惑も多く記憶に残らない | 五感が刺激されるための記憶に残る |
3. コミュニケーション | 途切れやすい | 繋がりやすい |
4. 価値・信頼性 | 低い | 高い |
5. 費用対効果 | 業種や規模・その他要件による | 費用は一定で費用対効果は高い |
6. 難易度 | 難易度が高い | 比較的難易度が低い |
7. 明確性 | 文字情報等が多く不明確になりやすい | シンプルで伝わりやすい |
では、それぞれ詳しく解説していきます。
1. 認知度が上がる
マーケティング活動での最初の難関は「認知」です。認知されなければセールスすらおこなうことができないからです。行動心理学でも提唱されているAIDAの法則でも、最初の入口は「ATTENTION(注意)」です。
いかにターゲットの注意を引くことができるか?これがマーケティングの至上命題であり、ウェブ広告ではあらゆる手を使って、消費者の注意を引こうと躍起になっています。
ですが、そんなことをしても消費者の信頼を失うだけです。チラシなら相手の注意を引くことは比較的簡単です。なぜなら、手に取って見てもらいやすいメリットがあるからです。スルーされやすく、認知される時間が一瞬であるウェブ広告に比べたら、チラシ閲覧時間も長いと言えます。よってチラシはマーケティング活動の最初の難関を容易く突破できる可能性があります。
2. 記憶に残る
チラシは五感が刺激されるため、ウェブ広告より記憶に残りやすいと言われています。チラシの紙質、厚さなど、手に取ったときの感触や匂い、チラシを開いたときの音、デジタルではなくモノとしての存在感、これら人間の五感を刺激するものは記憶に残りやすいのです。
他にも、ネットは情報量が莫大であり、ウェブ広告は一度見られたら終わりというケースが多いです。また「あの広告もう一度見たいな」と思っても、探し出すことが容易ではありません。一方で、気になるチラシは保存され、何度も見られる傾向にあります。もちろん捨てられず保存されるための工夫は必要ですが、チラシは記憶に残してもらいやすい媒体の1つです。
3. コミュニケーション能力が高い
チラシを繰り返し配布すれば、単純接触効果やツァイガルニク効果を狙うことができます。つまり読み手との距離を縮め、コミュニケーションを築くことができます。ウェブ広告だと同じ広告が毎日何度も表示されるため”うざったい”印象を持たれますが、チラシであればそんなことはありません。チラシを有効的に活用すれば、むしろ好印象を持たれるでしょう。
たとえば、チラシにストーリー性を持たせることができれば、相手をワクワクさせることができ、次のチラシも手に取って見てもらいやすくなります。SNSとは異なり、チラシを手に取って目にする滞在時間も長いため、親近感が生まれやすいことも特長です。
4. 価値・信頼性が高い
ネット広告に比べ、紙のほうが価値が高いという結果もあります。それは、ネットの広告には怪しい広告が多く散乱していること、紙媒体の方がウェブ広告より身近で、信頼度が高いという背景もあります。
5. 費用対効果が高い
チラシは比較的低コストで大量印刷が可能です。ウェブ広告はクリック単価制ですが、ライバル企業が多い場合、1クリックの単価が上昇し、結果的に広告費が莫大になることも少なくありません。一方でチラシはライバルの多い少ない関係なく、安定した単価で配布することができます。
特に地域密着型ビジネスでは、広告費を抑えながら、地域内の住民や近隣の顧客に広告を効果的に届ける必要があります。よって、チラシは低予算で広告効果を最大化する手段として有効です。業種業態にもよりますが、ウェブ広告より費用対効果が高く、今再注目されています。
6. 難易度が低く取り組めやすい
実践されている方ならおわかりかと思いますが、WEB広告は正直難易度が高いです。細かな設定ができる一方、煩雑で、少しでもやり方を間違えると思うような成果が見込めません。プロのWEBマーケターでさえ集客に苦労しているケースも少なく、集客効果が見込めるまで、相当費用の投資が必要になります。
一方、チラシはWEB広告のような煩雑な設定も必要としません。もちろん集客効果を高めるためにチラシの内容を改善させていく必要はありますが、簡単に取り組んでいけるのもチラシの魅力です。また、WEB広告のように成果を見出すまでの費用をかける必要はありません。なぜならチラシは、1枚制作して見込客に見てもらい、感想を聞けば反応が出るか出ないかが予測できるからです。
7. 明確に伝わる
チラシは用紙やサイズ、紙質を自由に選ぶことができるだけでなく、伝えたい情報も自由です。決まったサイズの中で、伝えたいメッセージを盛り込んでいくため、無駄がなく明確に価値を伝えることができます。
一方で、ウェブ広告は無限にメッセージを発信することができます。たとえば読むのが苦になる長いランディングページ(集客専用の縦長ホームページ)に出会ったことはないでしょうか?あれは本当に読むのが苦痛になりますよね。結局、何を伝えたいのかわからないページもたくさん見受けられます。
ですが、チラシはそんなことになりません。伝えたい価値をシンプルに伝えることができる。だから読み手も「何を伝えているのか」理解しやすい。これがチラシのメリットです。
チラシの可能性は無限大
他にも、WEBとの融合性を駆使したチラシの活用方法もあります。たとえばチラシにURLやQRコードを貼り付けることで、ホームページやSNSに誘導させることもできますし、どのくらいホームページやSNSにアクセスされたか測定することもできるでしょう。
また、チラシの内容を予めSNSで発信することで、ターゲットの反応を知ることもできます。そうすればチラシの配布をした際に、大きな失敗を避け、無駄な広告費を投入しなくて済みます。
もちろんチラシの効果を最大限発揮させるためには、チラシの内容・配り方も重要です。効果が現れるようにチラシの改善をおこなったり、チラシをどう配るか、どれくらいの頻度で配っていくかもポイントになります。
チラシの時代は終わった。ネット業界ではそう断言するマーケッターも少なくありません。果たしてそうでしょうか?そんなことはありません。大手企業が、ネット広告だけでなく紙媒体も使った広告も手広く展開している理由は、チラシの効果が見込めるから他なりません。
かのインターネット業界の最大手のGoogle社でさえ、紙媒体を駆使したキャンペーンを積極的におこなっていますし、ネット通販の大手である楽天グループも、紙媒体を駆使しています。むしろウェブ広告が注目されている今だからこそ、逆張りの発想が必要なのではないでしょうか?
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