Z世代が辞める職場と、
成長する職場の違いは
コレだった?

こんにちは、藤村です。
若者がすぐに辞める会社がある一方、
若者が定着し、成長する会社も
あります。
その違いは何なのか?
それは、仕事内容?待遇面?も
あるでしょう。
しかし最も大きな原因の1つに
若者の教育・育成方法が挙げられます。
その鍵となるのが
「ピグマリオン効果」です。
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もし、あなたの会社が
「Z世代が定着しない職場」だとしたら、、
一度目を通されて
今すぐ実行してみてください。
Z世代の反応がガラッと変わり、
離職率が下がるだけでなく、
成長して会社の戦力へと
貢献してくれるようになるでしょう。
ピグマリオン効果とは?


ピグマリオン効果とは、「人は期待されることで、その期待に応えようとし、実際に成果が向上する」という心理学的な現象のことです。
これは、1968年にアメリカの心理学者 ロバート・ローゼンタール と レノア・ジェイコブソン の研究によって実証されました。たとえば、
- 教師が「この生徒は成績が伸びるだろう」と期待して接すると、生徒はその期待に応えようと努力し、実際に成績が向上する。
- ビジネスの場面でも同様に、上司が部下に期待を持って接することで、部下の成長が促進される。
これらが分かっています。
ピグマリオン効果を活用することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 社員のモチベーション向上
- 期待されることで「自分はできる」と思い、やる気が増す。
- 能力向上と成長促進
- 上司が肯定的な期待を持ち、適切なフィードバックを与えると、社員は自己成長を実感しやすい。
- 職場の雰囲気が良くなる
- 「期待されている」というポジティブな雰囲気が、チーム全体に良い影響を与える。
- 離職率の低下
- 上司が部下に期待し、適切なサポートをすることで、社員の満足度が上がり、離職防止につながる。
では、なぜ「ピグマリオン効果」が若者、特にZ世代に有効なのでしょうか?
ピグマリオン効果が”Z世代”に有効な理由


「承認欲求」が強い
Z世代は「認められること」を重視する傾向
- リンクトインの調査(2023年) によると、Z世代の76%が「職場で認められることがモチベーションにつながる」と回答。
- 米国Gallup社の調査(2022年) では、「週に1回以上のフィードバックがあると、Z世代のエンゲージメントが4.6倍向上する」と報告されている。
ピグマリオン効果と相性抜群!
ピグマリオン効果を活用し、「君は成長できる」「期待している」 というメッセージを伝えることで、Z世代のモチベーションが大きく向上すると考えられます。
すぐにフィードバックを求める
Z世代は「即時のフィードバック」を好む
- Deloitte(デロイト)の2023年の調査 によると、Z世代の67%が「年1回の評価制度では不十分」と回答し、「リアルタイムでのフィードバック」を求めている。
- 米国Glassdoorのレポート(2022年) では、「Z世代は過去の世代よりも“上司の関与”を重視する傾向が強い」とされている。
ピグマリオン効果を意識しながら、頻繁に声をかけてみよう。
「期待しているよ!」と日常的に伝え、こまめなフィードバックをセットで行うことで、学習意欲と成長速度がアップするでしょう。
成長志向が強いが、不安を感じやすい
Z世代は「成長したいが、自信がない」
- マイナビの「Z世代の就労観調査(2023年)」 によると、Z世代の約72%が「成長できる環境を重視する」と回答。
- 一方で、同調査で「自分のスキルに自信がある」と答えたのはわずか28%。
- IBMのレポート(2021年) では、「Z世代の約50%が“仕事での失敗を極端に恐れる”」と分析されている。
「期待している」と伝えることで、自信を持たせられる!
「君ならできる」とポジティブな期待をかけることで、Z世代の不安を軽減し、成長を加速させることができます。
公正な評価を求める
Z世代は「フェアな評価」に敏感
- PwCの「Z世代の働き方レポート(2022年)」 によると、Z世代の83%が「上司の評価が公正であること」を最も重要視している。
- MIT Sloanの研究(2023年) では、「Z世代は他の世代に比べて、上司の期待と実際の評価がズレていると感じたときに離職率が2倍になる」と報告されている。
「期待の伝え方」に注意が必要!
ピグマリオン効果を活用する際、「ひいき」や「期待の偏り」を避け、公正に全員へ伝えることが重要です。
結論・まとめ


- 承認欲求が強い → 「期待されること」がモチベーションになる
- すぐにフィードバックを求める → 頻繁な声かけが効果的
- 成長志向が強いが、不安を感じやすい → 「君ならできる!」と自信を持たせることがカギ
- 公正な評価を求める → 期待を公平に伝えることで、納得感を生む
Z世代は“期待されることで”成長しやすくなります。若手社員への活用方法の例として、
- ポジティブな期待の言葉をかける
- 小さな成功体験を積ませる
- 期待+フィードバックをセットで伝える
などが挙げられます。但し、注意点もあります。
- 期待しすぎてプレッシャーにならないようにする。
- フェアな期待を持つ。
- ネガティブな期待(ゴーレム効果)を持たない。
これらに注意しましょう。
ピグマリオン効果を意識したマネジメントをすることで、Z世代の能力を最大限に引き出し、離職を防ぐことができるようになります。特に「期待の言葉+こまめなフィードバック」が重要です。