藤 村こんにちは、藤村です。
今回は、成功しても
- ”短期的にしか成功できない”経営者と、
- ”成功し”続ける”経営者の違い、
についてお伝えします。
これは商売だけでなく、
人材確保や育成においても
共通しますので、
是非最後までお付き合いください。
３分ほどで読めます。
成功する経営者の絶対法則
ビジネスの世界では、「お金こそがすべて」と考える人が少なくありません。あなたはどうでしょうか？
しかし、本当に成功する経営者は、「人は資産」であり「お金は手段」であることを理解しています。
もしあなたが「人は手段」「お金は資産」と考えているなら、残念ながら長期的な成功は望めないでしょう。なぜなら、ビジネスの本質は「人との関係」にあるからです。
お金は単なるツールであり、最終的に価値を生むのは「人」なのです。この記事では、成功する経営者の考え方を具体的な事例とともに解説します。
私は仕事柄、今まで多くの「成功してきた会社、経営者」を見てきました。結論から言うと、成功する経営者は「人との関係を大切にし、信頼を築くこと」を最優先します。その結果、チームが強くなり、結果的にビジネスも成長するのです。
一方、「人は手段」「お金は資産」と考える人は、短期的に利益を追求し、従業員や顧客を搾取します。しかし、そんな経営が長く続くはずがありません。
「人は手段」「お金は資産」と考えると、なぜ失敗するのか？
「人は手段」と考える経営者の最大の問題点は、信頼を築けないことです。信頼のないビジネスは長続きしません。
たとえばブラック企業と言われる会社は、社員をコストとしか見ておらず、低賃金・長時間労働を強いることが多いです。しかし、そんな企業は離職率が高く、優秀な人材が定着しません。結果的に採用コストが増え、企業は衰退します。
一方、ホワイト企業と言われる会社は、社員を大切にし、働きやすい環境を整えます。すると社員のモチベーションが上がり、生産性も向上。結果的に業績が上がり、企業全体が成長します。
「人は資産」「お金は手段」と考えると、どう成功するのか？
お金を「目的」ではなく「手段」として扱うことで、経営の選択肢が広がります。例えば、短期的な利益を求めるのではなく、長期的な投資を重視することで、持続的な成長を実現できます
松下幸之助（パナソニック創業者）
「人をつくる。物をつくる前に必ず人をつくる。」
これは、松下幸之助の有名な言葉です。彼は「人こそが企業の財産であり、社員が成長すれば企業も発展する」と考え、人材育成に力を入れました。
- 社員教育のために「松下政経塾」を設立し、経営者や政治家を育成
- 社員を単なる労働力ではなく、「成長させるべき資産」として捉えた
- 利益を追求するだけでなく、「企業は社会の公器」という理念で経営
パナソニックは、日本を代表するグローバル企業へと成長。彼の経営哲学は今もなお、多くの経営者に影響を与えています。
ホンダ（本田技研工業） – 本田宗一郎
本田宗一郎（創業者）と藤沢武夫（経営パートナー）は、「人を活かす経営」を徹底しました。特に藤沢氏は「社員が安心して働ける環境が、企業の成長につながる」と考え、財務面での安定を図りました。
- 本田宗一郎が技術開発に集中できるように、藤沢武夫が経営面をサポート
- 「人のやる気を引き出す」仕組みをつくり、現場の技術者を尊重
- 従業員の自主性を重視し、創造力を最大限に活かす社風を築いた
ホンダは、二輪車・自動車・ロボティクスなど多分野で世界的な成功を収め、今やグローバル企業に。社員を大切にした経営が、持続的な成長を生んでいます。
スターバックス – ハワード・シュルツ
スターバックスの成功は、「社員（パートナー）を大切にする文化」にあります。ハワード・シュルツは、単なるコーヒーチェーンではなく、「人を中心にした経営」を実践しました。
- アルバイトにも医療保険を提供し、福利厚生を充実
- 社員の成長を促すため、教育制度やキャリアアップ支援を強化
- 「お金を稼ぐこと」よりも、「顧客と社員の幸せ」を優先する文化を確立
スターバックスは、世界中で愛されるブランドに成長。社員の満足度が高いため、顧客へのサービスも向上し、結果的にビジネスの成功につながっています。
成功する経営者の共通点
これらの事例に共通するのは、「短期的な利益を追求するのではなく、人を育てることで長期的な成功を実現した」ことです。あなたのビジネスでも、次の3つを実践すると成功に近づくでしょう。
- 社員をコストではなく資産と考え、成長の機会を提供する
- お金は手段として、長期的な視点で活用する
- 信頼関係を重視し、社員・顧客・社会と良好な関係を築く
長期的な成功を目指すなら、「人は資産」「お金は手段」という視点を忘れずに経営に取り組みましょう！
「人は資産」「お金は手段」を実践しよう！
成功する経営者は、人を大切にし、お金を適切に活用することで成長します。逆に、短期的な利益を追い求めて「人を手段」として扱うと、信頼を失い、最終的にビジネスは衰退します。
あなたが本気で成功したいなら、「人を大切にする経営」を今日から実践してみませんか？
短期的には利益が減ってしまうかもしれません。ですが長い目でみれば結果的に、大きな成功をつかむことができるでしょう。
