
こんにちは、藤村です。
今回は、
慢性的な人手不足に悩む会社の
人が定着しない根本的な原因について、
言及してみたいと思います。
/// ⚫︎⚫︎したものは残る ///
先日、
斉藤一人さんの本を
読んでいた時に
「いやぁ、ホントそうだよなぁ〜」
そう思える名言がありました。
それは、、
「大切にしたものは残るよ」
という言葉でした。
たとえばお金。
お金を大切にしてきた人は
お金が残っていますよ・・
って意味ですね。
/// 何を大切にしてきたか? ///
いやいや、
お金なんて残ってないよ。
そういう人もいるでしょう。
そう言う人は、
お金以外のことを大切にしてきた証。
そう、一人さんは言っています。
たとえば、
家族のためにお金を使ってきた人は、
家族を大切にしています。
趣味のためにお金を使ってきた人は、
趣味を大切しているはず。
スキルを習得するために
お金を払ってきた人は、
スキルが残ります。
そうでなければ、
お金は残るはず。
そう一人さんは本の中で
言ってました。
/// あなたの会社には何が残っている? ///
ということは・・?
人のためにお金を使ってきた人は、
人を大切にしている。
つまりは人が残るはず…です。
しかしながら、
現実はどうでしょうか?
- 人材を確保しても成長しない、
- 成長しないどころか、
- 定着すらしてくれない。
そんな人手不足に陥っている会社は?
人を大切にしていない証拠…
とも言えるではないでしょうか?
/// お金だけでは解決しない人の問題 ///
「いやいや、
給料はちゃんと払っているやんか。」
そう思った方は要注意。
「お金を払う=人を大切している」
とは限らないからです。
これが人間の難しいところです。
なぜなら人は
「お金のためだけ」には
働かないから。
感情的な生き物だからです。
人が求めているのは、
お金だけではなく、
- 承認
- 成長
- やりがい
- 居場所などです。
/// 人を大切にする会社の共通点 ///
つまり、人を大切にする会社は、
ただ給料を払うだけではなく、
「この会社で働いてよかった」と
従業員が思える環境を作ることに
力を入れています。
たとえば…
・コミュニケーションを増やす
(雑談や面談の機会を作る)
・感謝を伝える
(「ありがとう」の一言が意外と大きい)
・成長の機会を与える
(スキルアップの支援や挑戦できる環境)
・安心して働ける環境を整える
(休みや福利厚生、心理的安全性)
こうした努力をしている会社には、
自然と「人」が残ります。
そして、
その人たちが会社を支え、
成長させていくのです。
で、結果的に大きな売上となって
お金が舞い込んでくる。
そんな好循環が生まれています。
/// 人手不足に悩む経営者の勘違い ///
お金を残すために、
従業員大切アピールして
見せかけのパフォーマンスをおこない、
給与をケチったりする経営者も
中にはいます。
そういった経営者は論外ですが、、
「給料を上げれば人は辞めない」
そう考える経営者も少なくありません。
もちろん、給料は大事です。
しかし、それだけでは人はついてこない。
- 上司がちゃんと話を聞いてくれるか?
- 自分の成長を感じられるか?
- 仕事にやりがいがあるか?
- この会社で働くことに誇りを持てるか?
こうした要素が欠けている会社には、
いくらお金を払っても人は定着しません。
むしろ、給料が良くても
「つまらない」「報われない」と感じれば、
もっと条件のいい会社へ
転職してしまうでしょう。
/// あなたの会社には何が残っているか? ///
「大切にしたものは残る」。
今のあなたの会社に
残っているものを見れば、
何を大切にしてきたかがわかります。
人がどんどん辞めていくのなら、
それは「人を大切にしてこなかった結果」。
他のものを大切にしてきたのかも
しれませんね。
しかし、
今からでも遅くはありません。
人を大切にする経営を始めれば、
必ず「人」が残る会社になります。
あなたの会社は
何を大切にしますか?
それではまた。