
こんにちは、藤村です。
今回は、16年間増収増益。100億円企業に成長させた、ある社長の教訓をシェアしたいと思います。
「16年間経営して学んだ10のこと」 というテーマで、経営やマーケティング、考え方についてのポイントが語られていた内容をまとめてみましたので、是非参考にしてください。
目次
16年間経営して学んだ10のこと


1. すぐに実践しないと意味がない
- セミナーや勉強会でインプットした情報はリスト化し、 少なくとも5〜6個はすぐに実践することが重要。
- 特に高額のセミナーや勉強会は、お金をかけた分、行動しやすい傾向があり、無料のセミナーは学んでも行動しない傾向。
2. 「使えない」と考えず、「どう使うか」を考える
- 成功する人は 「この情報をどう活用できるか?」と考える。
- 「自分の業界では使えない」と考えると、競争優位性が生まれない。
- 業界の常識を疑い、非常識な手法を取り入れることでブレイクスルーが生まれる。
3. 顧客を選ぶことが成功の鍵
- 「誰を顧客にするか」がビジネスの成功を決める。
- 嫌いな顧客を相手にすると、ビジネスが続かなくなる。
- ビジネスが成長すると「本当に価値のある顧客層」を再定義する必要がある(20%の顧客が80%の売上を生む)。
4. スピードが最優先
- 成功率はたった1.72%(58回の失敗の後に1回成功) というデータがある。
- 「完璧な商品を作る」のではなく、「早く市場に出して改善する」 ことが重要。
- WindowsでもiOSでも常にアップデートをおこない改善している。
- トヨタは新車を1.5年で開発し、競合の半分の時間で市場に出す ことで成功している。
5. 継続収益モデル(サブスクリプション)を導入する
- 毎月の売上がゼロからスタートするビジネスは不安定。
- サブスクの導入で LTV(顧客生涯価値)が最大8.4倍向上する 例もある。
- キャッシュフローが安定し、経営者の心理的負担が減る。
6. セールスライティングが圧倒的な差を生む
- セールスライティングが 競合に真似できない武器 になる。
- 広告費を回収できるコピーを作れるかどうかで、成長速度が変わる。
- PPC広告は1〜2年で学べるが、セールスライティングは 習得に5年以上かかる。
7. 起業家と経営者は違う
- 起業家は「ゼロから1を作る」人、経営者は「1を10にする」人。
- 起業初期にビジョンは不要。とにかくキャッシュフローをプラスにするのが最優先。
- 事業が大きくなると、ビジョンを明確にし、チームをまとめる必要がある。
8. 事業はシンプルにするべき
- エントロピーの法則:ビジネスは放っておくと複雑化する。
- 商品やサービスが増えすぎると管理が困難になり、 利益率が低下 する。
- 「たくさん売る」のではなく、「少ない商品を圧倒的に売る」方が利益率が高い(AppleのiPhoneが好例)。
9. 優秀な人材は「普通の採用方法」では来ない
- 採用媒体に出しても優秀な人材は来ない(大企業に流れる)。
- 最初は「自社の商品・サービスを好きな人」を採用するのが最善。
- 「お客さんを採用する」戦略が成功しやすい(社長や会社に共感しているため)。
10. 競合は「自分より上の企業」に設定する
- 「同業他社」ではなく、「遥かに上の企業」を競合と考える。
- 例えば、リクルートやベネッセ、シリコンバレーの企業などを競争相手と見なすことで、基準が高くなる。
- 業界の枠を超えた競争を意識することで、より革新的なアイデアが生まれる。
最後に


長期的にビジネスを繁栄させるためには
解説の中では、とくに 「短期的な視点」と「長期的な視点」をバランスよく持つことが重要 だと強調されていました。
- たとえば、短期的な視点でゴリ押しセールスをすると、売上はあがるが顧客からの信頼を失う可能性が高い。
- 一方で、長期的な視点でセールスをすれば、時間はかかり、キャッシュが回らなくなるが、リピーターが増え、LTV(顧客生涯価値)が上がる。
これらの問題を解決するためには、短期的に売上を上げつつ、長期的に信頼を築くマーケティングを組み合わせる方法が考えられます。
- 例えば、 一部の商品をお試し価格で提供し、教育コンテンツで価値を伝えながら本命商品を売る。
- サブスクリプション商品を設定するなど。
また、ビジネスのステージによっても戦略や戦術は変わるとも解説していました。
ビジネスは本当に奥が深くて、おもしろいです。
まとめ
- とにかくスピードを優先し、実験を繰り返す
- 業界の常識を疑い、ブレイクスルーを生む
- シンプルなビジネスモデルを作る
- 競合は「もっと上」に設定する
これらを実践すれば、 強いビジネスが作れる という話でした。
私自身、とても参考になりましたし、何度でも学び直したい内容です。
もし、あなたがビジネスを成長させたい!と思っているのなら・・、絶対に吸収すべき内容です!