「自分の強みを活かしてビジネスを成長させたい」
そう願う起業家は多いものの、
いざ「あなたの強みは?」
そう聞かれると、
答えに詰まってしまう人も
少なくありません。

こんにちは、藤村です。
たとえば、
「気配りができる」
「人と仲良くなれる」など、
自分なりに強みを
言語化できたとしても、
それが“ビジネスの成長”に
どう繋がるのか?は、別問題です。
実はここに、
多くの起業家がつまずく
“落とし穴”があるんですよね。
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強み=機能。
だけど、それでは売れない
強みとは、いわば
「あなたという商品の“機能”」です。
しかし、
顧客が求めているのは
“機能”ではなく、
その機能がもたらす
ベネフィット(利益・体験・解決)です。
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「気配りができる」という強みが
アナタにあるとします。
この“気配り”という機能が、
誰のどんな悩みを解決し、
どんな価値を生み出すのか?
そこを考えなければ、
どれだけ素晴らしい強みを持っていても、
ビジネスの成果にはつながりません。
ではどうすれば、
自分の強みを
“ビジネスに直結する武器”に
変えられるのでしょうか?
以下の3つのステップで整理してみましょう。
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1. 誰に届けたいのか?(ターゲット)
あなたの気配りは、
誰にとって価値がありますか?
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2.どんな課題を解決するのか?(課題)
相手はどんな悩み、
不満・不安を抱えていますか?
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3.どんな未来をもたらせるのか?
あなたの強みが活かされた結果、
相手にどんな良いことが起きるのか?
こうした価値こそが、
ビジネスを差別化し、
成長につながるのです。
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とは言え、
『自分の強みがわからない』
そう感じる人も多いでしょう。
そんな人は、
逆説的に言えば、
自分の強みを見つけることよりも、
助けたいお客さんの問題を
解決する能力のほうが大切です。
だって、
お客さんの問題を解決しなければ、
たとえ自分の強みがあっても
ビジネスに繋がらないからです。
ですから、
相手の問題を解決する中で、
いかに自分の得意を見つけ、
強みを発揮することができるか?
このほうが
自分の強みを見つけやすかったりします。
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強みを探す旅は、
自分の中に“何があるか”を
掘り下げる作業ですが、
それをビジネスに活かすには、
「誰にとって、どんな意味があるのか」
という視点で“翻訳”する力が必要です。
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あなたの強みは、
まだ“価値の種”でしかないかもしれません。
その種を育てるには、
まずお客さんのために
ガムシャラに動くことが大切かもしれません。